内容説明
泰平の徳川260年。幕藩体制の下で繰り返された改易(領知没収)と転封(配置換え)。駿河・遠江の両国にどんな藩がおかれ、どの大名が統治し、どのように移り変わっていったのか。そして、全国の諸藩の中でどんな特色を持っていたのかを探る。
目次
1 豊臣期の駿遠豆(関東の押さえ;家康に味方した駿遠の大名 ほか)
2 家康期の諸藩(家康期の概観;藩が置かれなかった伊豆 ほか)
3 秀忠期の諸藩(秀忠期の概観;前期駿府徳川藩の転封 ほか)
4 家光・家綱・綱吉・家宣・家継期の諸藩(家光~家継期の概観;駿河大納言の改易と駿府藩の解体 ほか)
5 八代吉宗~一五代慶喜期の諸藩(吉宗~慶喜期の概観;水野沼津藩の復活 ほか)
著者等紹介
杉山元衛[スギヤマモトエ]
昭和14年(1939)静岡市生まれ。昭和37年國學院大學文学部史学科卒。県立高校・県立中央図書館に勤務、平成12年(2000)県立焼津中央高校定年退職。現在SBS学苑・警察学校講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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naftan
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駿河,遠江に置かれた各藩歴代藩主の家祖から転封にいたるまでの事績をひたすら詰め込んだもの。比較的詳しく紹介されている人物は、横須賀藩主井上正就、相良藩主田沼意次、沼津藩主水野忠友・忠成、浜松藩主水野忠邦2013/07/31
史縁
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豊臣時代~江戸時代の駿河・遠江の藩の歴史を一族の歴史含め記載。 駿河・遠江は東海道筋の譜代大名統治地なので改易・転封が多かったが、江戸時代も後半になればなるほど役職就任に伴う転封のみになる。明治以降の徳川家駿府70万石で転封になった大名の記載もあるのは、明治維新後の裏の歴史のようで興味深い。 田沼家を名領主としたり水野忠邦の領地経営を批判的に書いたり、静岡ならでは描ける著作であり、内容でもある。 2023/04/22
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