内容説明
世界を覆う非日常、際限のない人間の欲望を鋭く眼差し、「生きる」ことに真向かう新詩集。
目次
１（コピー用紙がめくれるので；ある日あるいは昨日；十七号線 ほか）
２（ここ；しろい部屋で；白いピンクの部屋で ほか）
３（するので；零れる；帰郷 ほか）
著者等紹介
田中眞由美［タナカマユミ］
長野県松本市に生まれる。詩集『指を背にあてて』土曜美術社出版販売、２００６年。第六回「詩と創造」賞・第十九回長野県詩人会賞。『しろい風の中で』土曜美術社出版販売、２０２１年。第五十三回埼玉文芸賞。第十一回上野の森美術館「日本の自然を描く」展佳作入賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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クプクプ
62
ブックオフで買いました。表題作のコピー用紙の繊細な感覚から「ブラックホール」というスケールの大きな詩まで、幅広い世界を描く素敵な詩集でした。とくに「移住」という詩で、世界や職業を出来るだけ固有名詞を使わないで自由自在に詠んだのが、私が読んで、曇っていた心がスカッと広がり、心のバランスを取り戻すことが出来ました。2025/04/06
