内容説明
ここでは傷でさえも在るということの証。無記名の影たちが明滅し、その問いは彷徨う…不穏に引き裂かれながら、ひとつの世界を希求する、第5詩集。
目次
花茨
水底
年縞・みずうみ
声・遠くからの
果てまで
蘂
信号
冬空
通俗
相聞
錦秋
反転
光
日に背いて
この頃
訪れる
還る場所
魚住期
夢淵
回廊めぐり
著者等紹介
北條裕子[ホウジョウヒロコ]
2014年詩集『花眼』(思潮社 第五十四回中日詩賞)、2018年詩集『補陀落まで』(思潮社 第十四回北陸現代詩人賞)、詩誌「木立ち」同人。日本現代詩人会・中日詩人会・福井ふるさと詩人クラブ・各会員。日本現代詩歌文学館評議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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