内容説明
暗闇に黙して発光する炎―生まれ、死んでいった人たちから繋がれた「わたし」の原初に灯る、消えない熱。年月を経て独り内に屹立する、燃えあがる思い。更に研ぎ澄まされた眼差しで深淵を見つめる新詩集。
目次
見知らぬ町
葉桜
野茨
逮夜
蝋海
風をじゃらす
尋常小学校の上を
うさぎ島
六月に壊れていく島があるから
紫の宵〔ほか〕
著者等紹介
斎藤恵子[サイトウケイコ]
『無月となのはな』(2008年、思潮社)第19回日本詩人クラブ賞、第50回晩翠賞。所属、「火片」「どぅるかまら」同人。日本文藝家協会、日本現代詩人会、日本詩人クラブ、中四国詩人会、岡山県詩人協会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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