出版社内容情報
やがては からだごと 崩れ落ちる
今 この一瞬 したたって
腐植土となり果てて (「聖域」)
「鳥が飛ぶ 白い色が雪灰色で 侵されていくのを 目で追いながら 口はひとりでに偽物めいた 愛を舐める
雨が降ったら あのひとはどこで 濡れるのだろうか」(「半島」)。
離れていって、もう戻らないものたち。罅割れた声を巡らせてあのひとへと届ける18篇。
装画=井田光圓
北條裕子[ホウジョウヒロコ]
著・文・その他
内容説明
離れていって、もう戻らないものたち。罅割れた声を巡らせてあのひとへと届ける18篇。
目次
半島
時の庭
水面
片翼の鳥
往還
渇愛
群青
不眠
願生
異名〔ほか〕
著者等紹介
北條裕子[ホウジョウヒロコ]
2014年詩集『花眼』(思潮社、第五十四回中日詩賞)。詩誌「木立ち」同人、日本現代詩人会・中日詩人会各会員、日本現代詩歌文学館評議員。真宗高田派遠成寺坊守・珠光院釈妙誓(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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