出版社内容情報
抗って捧げてしずかに
「未明のぬるい春ばかり愛した/とてつもない逃走を企てながら」
(「ぬるい春」)。
「一行一行を終えるごとに訪れる詩の小さな詩を看取る連鎖の中からさらに流動してゆく詩」(黒瀬珂瀾)。
「電車に乗りながら街の景色を眺める。街が美しい、と思う。山?さんの詩はそんな街に似ている」(中尾太一)。
現代詩手帖投稿作を中心に編む、第1詩集。
装幀=中島浩
山?修平[ヤマザキシュウヘイ]
著・文・その他
目次
乾季のみ客を受け入れる街の隅に置かれた毛布はひとつの哲学
美しい日々
天使の跳躍
スンの近くに
ぬるい春
飛翔した都市の内部構造について
東京を観るんだ
朝のはじまること
あなたの音は私にはなれない
音楽
流出
映写技師は自転車が好き
あまりにも音楽的な
楽譜には描かれていない音
甘い踊り
Bの帰国
白色のまち
ロックンロールは死んだらしいよ
著者等紹介
山〓修平[ヤマザキシュウヘイ]
1984年東京都生まれ。未来短歌会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
36
山﨑修平 映写技師は自転車が好き 「あなたのいる日々は荒れ野を耕し」「ての わたしにとってのあなたのいる日々は」 #返歌 映写技師自転車好きだが映写機は重く軽の自動車で運ぶ2017/01/12
sk
5
詩と短歌のあわいのような不思議な作風だった。短歌的な凝縮性と短歌的な抒情を詩でやっている感じ。面白いことをやるもんだと思った。2016/11/23
貴羽るき
1
名詞のイメージをどんどん繋いでいく感じ。食べ物がよく出てくるのが好きです2017/01/15
45+
1
まるで音楽を聴いているような。心地よいリズム。ねぇ 聞いて ロックンロールは死んだらしいよ。2016/12/29