内容説明
滴り落ちた花の指紋、頁に永遠に留められた５５の美しい言葉の羽根。
目次
１ Ｑｕａｓｉ Ａｄａｇｉｏ―前触れ（雲；季節；神経細胞 ほか）
２ Ａｎｄａｎｔｉｎｏ ｑｕａｓｉ Ａｌｌｅｇｒｅｔｔｏ―蝶の様式で（神官；光；囁き ほか）
３ Ａｌｌｅｇｒｏ ｍｏｌｔｏ ｍｏｄｅｒａｔｏ―遠ざかる瞳（ノイズ；聖杯；散文Ｂ ほか）
1 ～ 1件／全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sk
3
まず単語の美しさに惹かれるが勿論美しい単語を鏤めるために言い訳程度に構文しているわけではない。ここには静かな言葉の浮き沈み、言葉同士の共鳴、そういう運動や広がりを可能にする場が設定されていて、その場によって言葉の美しさが際立っている。2014/09/08
