内容説明
戦後60余年、広島の医師として現場に立ちつづけ、現代史の変遷のなかで声を上げつづけてきた詩人だからこそ、いまここで、確かな言葉が響く。痛みを抱えて、なおも人間を見つめ書き継ぐ、次代への懸け橋、17篇。
目次
川岸の道
青い光
黒い津波
捨てる
墓標
納棺師
探す
杏の花
ボタンを押す
一枚のハガキ
星のつぶやき
夜光虫 追憶1
宮島遠槽 追憶2
イナゴを食べる 追憶3
飛行機虫 追憶4
ある少女の死 追憶5
桜花の下で 追憶6
著者等紹介
御庄博実[ミショウヒロミ]
1925年山口県岩国市生まれ、岡山大学医学部卒。日本現代詩人会会員、詩誌「火皿」同人、広島共立病院名誉院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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