内容説明
どう読まれ、どう書かれてきたか。これからどう読まれるべきか。「本当の事を云おうか」と「鳥羽」で衝撃を与えた谷川俊太郎から、女性独自の書法を提示した伊藤比呂美の『青梅』まで。激動する時代を極限の言葉で表現した戦後詩30年の集大成。
目次
鳥羽1(谷川俊太郎)
やんま(谷川俊太郎)
(何処)(谷川俊太郎)
さわる(大岡信)
地名論(大岡信)
新鮮で苦しみおおい日々(堀川正美)
水晶狂い(渋沢孝輔)
感情的な唄(岩田宏)
「木の船」のための素描(入沢康夫)
失題詩篇(入沢康夫)〔ほか〕
著者等紹介
鮎川信夫[アユカワノブオ]
1920年東京生まれ。田村隆一らと「荒地」を創刊。「精神の架橋工作」としての戦後詩を、詩と理論の両面から提唱し、主導しつづけた。86年没
大岡信[オオオカマコト]
1931年静岡県生まれ。谷川俊太郎らと「感受性の祝祭」の世代を代表する。詩人として古典文学論や美術評論をはじめ芸術全般に踏み込み、さらに国際的な連詩の試みや、「折々のうた」など幅広い活動を展開
北川透[キタガワトオル]
1935年愛知県生まれ。詩と批評誌「あんかるわ」を62年から90年まで主宰。現代詩から文学思想、政治思想に相わたる先鋭な論陣をはる。詩の現在を問いつづける詩論家として類例のない広がりと一貫性をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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