内容説明
私の目さすらう目はあなたが恋しいなぜなら梧桐のスズメがみな舞い落ちるからなぜなら風はガラスの破片だからなぜなら日々の間には壁があるから―豊かな知性と情感が、繊細で官能的な言葉の旋律に昇華する。台湾のゼロ年代以降を代表する女性詩人が奏でる、極北の相聞歌。
目次
1 『河はあなたの深層静脈に流れ込む』(二〇〇二年)より(梨と孤独;シジュウカラ ほか)
2 『索隠』(二〇〇四年)より(索 その五;隠 その六 ほか)
3 『魅する』(二〇〇七年)より(タクラマカン;魅― ほか)
4 『…の間』(二〇一一年)より(桜ソネット;異国 ほか)
著者等紹介
佐藤普美子[サトウフミコ]
岩手県盛岡市生まれ。お茶の水女子大学文教育学部文学科中国文学・中国語学専攻卒業。同大学院人文科学研究科修士課程中国文学専攻修了。博士(人文科学)。現在、駒沢大学総合教育研究部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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