イェイツ詩集―塔

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  • サイズ B6判/ページ数 158p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784783728597
  • NDC分類 931
  • Cコード C0098

内容説明

自らを「最後のロマン派」と呼ぶイェイツの、新たな境位『塔』待望の新訳。原注、訳注、解説的注、年譜、解説を付した、「読み」やすい画期的な一冊。

目次

ビザンチウムへ船出して

内戦時における瞑想
一九一九年
車輪
若さと老い
新顔たち
我が息子への祈り
ある戯曲より歌二篇
断片二つ〔ほか〕

著者等紹介

イェイツ,ウィリアム・バトラー[イェイツ,ウィリアムバトラー][Yeats,William Butler]
1865‐1989。アイルランド・ダブリン生まれ。詩人にして劇作家、批評家。ケルトの幻想的な世界、アイルランドの神話・伝説を作品に描いてアイルランド文芸復興運動に挺身する一方、能を模した『鷹の井戸』、『骨の夢』など多くの戯曲を書いて高い評価を得る。また歴史哲学書とも呼ぶべき『幻想録』をはじめ、散文や批評などでも健筆を振るう。1923年ノーベル文学賞を受賞。52歳で結婚。死の直前まで詩を書きつづけたが、詩集『塔』、『螺旋階段』以降の作品によって20世紀最大の詩人のひとりと評される

小堀隆司[コボリリュウジ]
1952年神奈川県生まれ。早稲田大学教育学部英語英文科卒業、明治大学大学院文学研究科修士課程修了。現在城西大学助教授、日本イェイツ協会委員。アイルランド文学・イギリス文学専攻
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感想・レビュー

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岡部淳太郎

0
イェイツの訳詩集では一番面白く読むことが出来た。2004/03/19

Э0!P!

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追憶に秘められた青春の喜びからさえも / 死や絶望が家族の分裂や人類の混乱が生まれるのだ、知性が私たちを傲慢にし / その傲慢が不純をもたらす、女の美しさは嵐に揺らめく旗である2023/05/07

hiro

0
当時イエイツの助手をしていたエズラ・パウンドが持っていたフェノロサの能に関する資料を知り、ロンドンにいた伊藤道郎の協力でケルト神話と日本の能を融合させた"ケルティック能"とも言うべき戯曲。初演は1916年。戯曲のト書き、台詞、シンプルな舞台設定なと、今の実験演劇やコンテンポラリーダンスとも通じる、当時としては実に前衛的な演劇だったと思われる。そしてイエイツの詩はケルト神話から、アイルランドの現実と自己への苦渋に満ちた段階に移行していたが、演劇ではケルト神話の現代演劇化に果敢に挑戦していたことに驚いた。 2018/12/03

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