内容説明
いま、名もなきものとなり、ひらかれた野生の庭へ―。歴史や災禍を捉えた機会詩、母の戦争の記憶が交差する長篇詩など、3つの章が織りなす深淵な世界。台湾を代表する、チカダ賞受賞詩人の到達点。
目次
第一章 カモメの詩学(イングリッシュ湾;曼陀羅;スローライフ猫を論ず ほか)
第二章 落葉の貼り絵(落葉の貼り絵)
第三章 原話(膠着状態;黒曜石;もしも ほか)
著者等紹介
陳育虹[チェンユィホン]
1952年、台湾高雄市生まれ。文藻外語学院英文科卒業。作品は英語、日本語、フランス語、オランダ語に翻訳されている。2017年に「聯合報文学大賞」、2021年に中国文芸協会「文学翻訳賞」、2022年にスウェーデンの文学賞チカダ賞を受賞した
佐藤普美子[サトウフミコ]
岩手県盛岡市生まれ。駒澤大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。