内容説明
1980年代後半に詩作を開始して以降、現代まで旺盛な活動を続ける中国の代表的女性詩人の作品を厳選。繰り返し足を運び、100篇を超す詩篇を書くことになる、詩人の精神の故里ともいうべき貴州省の「十二後方」をめぐる連作詩篇も多数収録。博識でありつつ、行政にも関わりのある実業家としての顔も併せ持つ詩人の初の訳詩集。
目次
桜とデート それを楽しみに
1(荒涼とした出会い―マチュピチュ;双河鍾乳洞 ほか)
2(エラブガ―ツヴェターエワに;エジプト妖艶女王 ほか)
3(伯父;彼方からの便り ほか)
4(ダビデ王の弁明;ダビデとバト・シェバ ほか)
5(独りぼっち;デンマークの入口に立つ ほか)
著者等紹介
梅爾[メイアル]
本名高尚梅。江蘇省淮安県生まれ。北京在住。台湾の詩誌「秋水」社長。1986年詩作発表開始。2012年、「現代青年」読者に最も好まれる青年詩人十傑に評定される。2014年、『詩人ダイジェスト』によって、年度十大女性詩人として評定され、また世界芸術文化学院より文学博士の学位を授与される。2015年、台湾世界詩人大会で詩歌創作賞受賞。2016年、台湾第五十七回中国文芸奨励賞受賞
竹内新[タケウチシン]
1947年、愛知県生まれ。名古屋大学文学部で中国文学を専攻する。1980年から82年にかけて、中国の吉林大学で日本語講師をつとめる。著作に詩集『果実集』(第55回中日詩賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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