目次
前期詩篇―1909‐1939
長篇詩『パターソン』第三巻より
後期詩篇―1939‐1962
散文
詩人論・作品論
著者等紹介
ウィリアムズ,ウィリアム・カーロス[ウィリアムズ,ウィリアムカーロス][Williams,William Carlos]
1883年9月17日、ニュージャージー州ラザフォードで生まれる。ペンシルヴァニア大学医学部を経て、1906年ニューヨーク市のフレンチ病院でインターンを始める。以後、医療活動に従事しながら詩作にも励む。1913年詩集『気質』出版。1927年「ダイアル賞」を受賞。1950年『選詩集』と『パターソン』第三巻で全米図書賞を受賞。1953年「ボリンゲン賞」受賞。1963年3月4日、死去。二カ月後に、『ブリューゲルの絵、その他の詩』でピューリッツァー賞を受賞
原成吉[ハラシゲヨシ]
1953年生まれ。独協大学外国語学部教授
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感想・レビュー
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こうすけ
19
本書の影響を受けたジム・ジャームッシュの映画『パターソン』が良かったので読む。妻(?)の買ってきたプラムをこっそり食べてしまう詩など、素朴なのが良い。2021/09/04
May
4
ブリューゲルの絵画を描写した詩が良かった。ウィリアムズとブリューゲルの態度は通じ合うところがあると思う。ものごとと言葉がすずしく関係している世界は素敵だ。2015/05/12
有沢翔治@文芸同人誌配布中
3
エズラ・パウンドなどのモダニズムに抗い、社会そのものを起点にウィリアムズは詩を作った。日常の光景を再発見したのである。その理念は「事物を離れて観念はない」という言葉で端的に言い表わされている。彼のスタイルは奇しくも日本の俳句と重なり合ってくる。 https://shoji-arisawa.blog.jp/archives/51524704.html2022/05/28
Fu
2
ある機会に英語の原文を読んだ事を契機に購入した、初めての海外詩集本。 原文から読み解くことが難しい箇所の訳が分かる点で有用だった。 ウィリアムズの写実的な姿勢が伺える。自分には初期の作品の方が読みやすい。ただ、日本語訳でも分からない詩は分からない。また「赤い手押し車」の So much depends Upon の訳が 思わず 見とれる は写実性の観点からもそぐわない。(たくさん 乗ってる くらい簡単でいいのでは?) 英文詩の雰囲気が訳では失われるので、ウィリアムズをレビューするツールだと思う。2014/04/21
冬
1
詩には馴染みが無いけれどジム・ジャームッシュの映画『パターソン』をきっかけに購入。『たったひとりの弟子に』『おやすみ』が特に好きな二編。2019/12/10
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