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内容説明
自称“天才”な高校生・郡武人。巨大学園を統治する“生徒会”入りを目論む彼は、転校初日に“会長”を名乗る少女・天音ミコから「我が生徒会に入らないか?」と誘われる。だが、彼女は本物の生徒会と対立する“裏生徒会”の会長だった!!ミコの想いに突き動かされた武人は、圧倒的な力を持つ生徒会の敵となり、熱いバトルを繰り広げることに。
著者等紹介
空埜一樹[ソラノカズキ]
第一回ノベルジャパン奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KUWAGATA
14
普通、「天才」といったら、どこか冷たい印象があり、主人公も、自らを【天才】と名乗るなど、鼻持ちならない人物かと思っていたら、実はけっこう熱いヤツだったという、そんな物語です。舞台はちょっと突飛だけど、中身はわりと王道的な学園内闘争もの。相手が清々しく血も涙もない存在なので、安心して「裏生徒会」に肩入れできます。ミコは全てにおいて真っ直ぐで、非常に好感の持てるヒロイン。すごく気に入りました。しかし、たった3巻で終わっているのが実に惜しい、そんな出だしの1巻でした。2013/05/08
あかなぎ
8
虎猫と書かれてはいるけどどちらでもなくただ「小さい子供」というイメージ。書かれているギャグや台詞は個人的に好きで、特に生徒会と裏生徒会での主張のぶつかり合いはこの中でも見所だったと思う。銃器を扱う幼馴染と摸造刀を持ちだす副会長は初めてだったのでちょっと新鮮。生徒会のあの会長もいるけどちょっと印象が薄く感じられるので生徒会側での描写を増やしてほしかった。照れる会長が可愛かったの一言に尽きる。2011/03/20
古槍新垢
6
久々にド直球ド王道の作品が読めて嬉しい。もはや友情・努力・勝利が揶揄される時代に、よくこんな剣も魔法もない装飾なしの熱血ストーリーを書いてくれたものだ。右向きゃ異能、左向きゃ魔法の学園バトルモノの中じゃもはや希少ですよ。佐藤ケイの『私立!三十三間堂学院』とか良いよなぁ……。登場人物全員、中に一本芯が通っているから読んでいてまぁ燃える燃える。努力型の秀才主人公とかもうね。会長の可愛いくて漢気あふれるロリっぷりや幼馴染のかませっぷりに萌える萌える。俺もパイルダーオンしたいわ。とにかく長く続いてほしいシリーズ。2011/03/22
彩雲
5
またきたーーーっ!HJ文庫どうなってる!?これは痛快!やはり屑にお前は屑だ!と言える主人公は好きだ!しかも、そうしてケジメを着けた後で、実はそのキャラが屑なだけではないと描くのもグッド。頭が良いとされているキャラが頭よく描かれている点は最高。そして容赦なさも良い!生徒会と裏生徒会の対決となった関係で、敵となった幼馴染の女の子に対して、主人公、容赦なし!!素晴らしい!ちなみに敵の会長はルドルフですね。そう考えるてしまうとミコがラインハルトで、主人公はさしずめキルヒアイス。(w2011/03/01
tukoteku
4
会長が思ったよりまとも!ギャグはもう大好きだな。手数重視のギャグでなく、軽い会話の合間合間にあるボケとツッコミがいい感じ。主要キャラの芯もしっかりしている奴が多く、主張の違いも面白い。まぁ重要なのはパイルダーオンしてる会長かわいい、膝にすっぽり収まる会長かわいい。2011/03/16