内容説明
詩人・吉原幸子と英文学者・皆見昭によるプラス詩邦訳決定版。米フェミニズムに多大な影響を及ぼし、死後なお数々の神話が生み出される伝説の詩人、シルヴィア・プラス。栄光と苦悩の激しく短い生涯を自ら閉じた彼女の詩業の真実の姿に、積年の思いを篭める吉原幸子とプラス研究の第1人者皆見昭の共訳で迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りりす
22
伝説の詩人、天才詩人といわれているらしい。たまに好きだなと思うところがあるけど、リフレインや押韻がされてない(押韻は役の関係の可能性もあるけど)のでリズム感が悪くて読みづらかった。私が、詩歌のなかでも短歌を好きな理由でもあるけど、詩歌は、テンポの良い、想像をさせてくれるものが良いと思う。2015/11/02
有理数
20
画像がなんとも不恰好ですが、シルヴィア・プラスの詩は大変に美しいです。代名詞が好きなんですが、彼女の詩には「あなた」「彼」「彼女」そして「わたし」という言葉がよく出てきます。特定の誰かであってもいいし、でも誰かでなくてもいいという曖昧さが心地よいのです。「わたしは水を呼吸したい」「月はこんなことには慣れきっている。彼女のまとう喪服は、ひび割れてだらだらと裾を引く」「死ぬことは、一つの技術にすぎないの、人生のほかのすべてと同じこと。わたしはそれをすばらしく上手にやるだけ」 2015/03/24
ぱんごりん
0
「チューリップ」がお気に入り。テンポ悪くて読みづらく感じる部分があったけど訳の問題かな。原文も読んで見たい2017/01/09
藍
0
よくわからなかった。2022/04/08