谷川俊太郎の詩学

谷川俊太郎の詩学

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784783716631
  • NDC分類 911.52
  • Cコード C0095

内容説明

今なお広がりつづける谷川宇宙を冒険するよろこび。『二十億光年の孤独』から最新作『トロムソコラージュ』まで、「からだ」「こども」をキーワードに多面体のかがやきの根幹を照らす、21世紀の谷川俊太郎論。

目次

1 谷川俊太郎と小野十三郎(小野十三郎からはじまる;物と歌―谷川、ポンジュ、プレヴェール、そして小野)
2 身体の詩学(谷川俊太郎の二十一世紀詩―『minimal』から『夜のミッキー・マウス』へ;身体詩という事件―『シャガールと木の葉』;谷川俊太郎の本音本―『詩を読む』 ほか)
3 越境の詩学(「こども」の詩学―八〇年代、九〇年代作品を中心に;ひらがな詩を考える―『すき』;定型という装置を考える―『すこやかにおだやかにしなやかに』 ほか)

著者等紹介

山田兼士[ヤマダケンジ]
1953年岐阜県大垣市生まれ。関西学院大学大学院卒。大阪芸術大学教授。季刊「びーぐる 詩の海へ」編集同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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へくとぱすかる

33
一見して、作風が真逆な印象の小野十三郎と谷川俊太郎。実は小野は谷川さんを高く評価していただけではなく、自分の詩の継承者としても大いに期待していた、と著者は主張する。小野の戦後詩は、「抒情に溺れない客観的かつ批評的な「歌」」を求めることから出発したが、谷川さんは、みごとに小野の求めた詩のさらに先を行く作品を生む。私は小野の詩から読み始め、やがて谷川さんの詩を読むようになったが、その道筋は実は全く自然な流れだったのかもしれない。2017/03/24

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