内容説明
南の声に耳をすます詩・紀行・ロードノヴェル。米国・メキシコ国境を渡り歩き、周縁におかれた人びとの生と死を、その歴史を、政治を、経済を、詩・紀行・ロードノヴェルによって鮮烈に描き出す。境域から現代世界を見つめる、渾身のフィールドワーク。スペシャル付録「ボーダー映画ミシュラン50」。
目次
第1部 ボーダー・ウーマン(サンイシドロ;女性詩人の告発―バーニス・サモラ;ホテル・ババカリフォルニア;チカーナ・レズビアンの詩学―グロリア・アンサルドゥア ほか)
第2部 エル・デスペラード―国境の無法者(アリシアの冒険;カリフォルニアの義賊―「ホアキン・ムリエタのコリード」;クンビアの川;テキサスの「無法者」―「グレゴリオ・コルテスのコリード」 ほか)
著者等紹介
越川芳明[コシカワヨシアキ]
1952年生まれ。明治大学文学部教授。90年代後半より、国境地帯の人びとの「声」と「歌」を聴くために、精力的に現地調査をする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さかな
1
自由に書かれているのに究められている。何度も読み返したくなる本。人の関係に対する愛情が伝わってくる。2019/05/20
メルセ・ひすい
1
9-57 赤62 メキシコ系アメリカ人・チカーノの詩の知られざる魅力・・ まあ・・ イチジダイ前の豊かな米国と貧しいメキシコの狭間で生きるチカーノ達の文学?を知ろうと身一つで国境地帯の旅に・・・でも・・実は・・謎の少女が・・?・ でも実は米国と墨西哥は30年後、貧富が逆転かも?・・・ 米国・メキシコ国境を渡り歩き、周縁に置かれた人々の生と死、歴史、政治、経済を、詩・紀行・ロードノヴェルによって鮮烈に描き出す。境域から現代世界を見つめる、渾身のフィールドワーク。 2008/03/15
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