内容説明
詩人のまなざしは、いつも他者に向かってひらかれている。9.11以降の世界に、アフガニスタンの難民の生活に、ベトナム戦争で傷を負った人々に、そしてまた、第二次世界大戦の傷跡にも―。他者の痛みを自らのものとして引きうけ、その痛みから目をそらすことなく、はかない生命の軌跡を描ききる。
目次
ポンペイ
国語の時間
羊のかぞえかた
ホーチミンの木
ガーリック・ステーキ
夏の旅
駐車場の木
おさらい
顔をあらう
池本さんの音
馬場の手
こぼれる文字―済州島
遠い魚
屋上の水
夏のハンカチ
メコン川
秋田県大曲市角マ川町三丁目佐藤時計店
JR松阪駅午前七時三十分
神の杖
ベトナムの雨
通信
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- 和書
- 気ままにギャラリスト