出版社内容情報
ルーシー．モード・モンゴメリ［ルーシー．モード モンゴメリ］
著・文・その他
村岡 花子［ムラオカ ハナコ］
翻訳
ＨＡＣＣＡＮ［ハッカン］
著・文・その他
内容説明
愛する夫・ギルバートとかわいい６人の子どもたちに囲まれ、「炉辺荘」でしあわせに暮らしているアン。でもある日、この小さな村に新しい牧師の一家がやって来ます。牧師は妻を亡くしていて、わんぱくな４人の子どもたちは、アンの子どもたちと仲よくなりますが、つぎつぎと“事件”が…。さあ、「虹の谷」にいったいどんなことが起こるでしょう？アン・シリーズ第７作。小学上級・中学から。
著者等紹介
モンゴメリ，Ｌ．Ｍ．［モンゴメリ，Ｌ．Ｍ．］
１８７４年、カナダのプリンス・エドワード島に生まれる。母をなくしたので、祖父母に育てられる。祖父は三等郵便局長。祖父の死後、郵便局勤めをつづけながら、１９０５年、『赤毛のアン』を書きあげる。１９０８年、ボストン市のページ社から同書を刊行し、一躍人気作家になる。著書は「アンシリーズ」１０冊をふくめて２１冊と詩集１冊。１９４２年逝去
村岡花子［ムラオカハナコ］
１８９３年、山梨県生まれ。東洋英和女学校高等科を卒業。訳書多数。１９６８年逝去。東洋英和女学院「学院資料・村岡花子文庫展示コーナー」で、直筆の原稿や蔵書、往年の書斎などが展示されている
ＨＡＣＣＡＮ［ハッカン］
１９７８年、北海道生まれ。挿絵のほか、ＴＶゲームのイラストなど幅広く手がける（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちいさこ
2
別の版で読んだことはあるけど、思い入れの深い青い鳥文庫で購入して積読のままになっていたので、再読。以前読んだときは、アンがほとんど出てこないし、いまいち盛り上がりが…とか思っていたけれど、読み返して夢中になった。メレディス家の子どもたちがメインになっている本作、その子どもたちのいじらしいこと！ やっぱりモンゴメリの語りはあたたかくてときめきに溢れていて好きだなあ。翻訳の文体の良さもあるんだけど。そして本作を含むアンシリーズ後半には随所に悲しい影が潜んでいるので、せつなくなる。2023/02/07
