出版社内容情報
氾濫する「事後」の感覚
一分ごとに甘い唾が口に溜まってくる、溜まってくる。
幼い僕の蜂蜜の空で
一分ごとに、不安な甘さの戦火があがる。
そして、火薬の匂いは僕の幼い頃から続いている。
トゥルルルルルルルル。
(「空襲」)
「前衛になった現実に、和合さんは詩で追いつこうと今日も頑張っている」(谷川俊太郎)。
90年代から詩の先端を更新してきた詩人の宇宙が、いま虹色に爆発する。
『AFTER』から『黄金少年』まで、無双に疾走する超・シュルレアリスム。
解説=城戸朱理、若松英輔。山田亮太
和合亮一[ワゴウリョウイチ]
著・文・その他
内容説明
90年代から詩の先端を更新してきた詩人の宇宙が、いま虹色に爆発する。『AFTER』から『黄金少年』まで、無双に疾走する超・シュルレアリスム。
目次
詩集『AFTER』から
詩集『RAINBOW』から
詩集『誕生』全篇
詩集『地球頭脳詩篇』から
詩集『黄金少年ゴールデン・ボーイ』から
散文
作品論・詩人論
著者等紹介
和合亮一[ワゴウリョウイチ]
1968年福島県福島市生まれ。福島大学卒業。東日本大震災の直後からツイッター上で「詩の礫」を発表し反響を呼ぶ。詩集に『AFTER』(98年、中原中也賞)、『地球頭脳詩篇』(05年、晩翠賞)、『詩の礫』(仏語版がニュンク・ポエトリー・レビュー賞受賞)など。震災後の福島の文化を発信するプロジェクトや合唱曲の作詞、国内外の詩祭への出演など幅広く活躍する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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