現代詩文庫<br> 中上哲夫詩集

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現代詩文庫
中上哲夫詩集

  • 中上 哲夫【著】
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  • 思潮社(2015/06発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 160p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784783709923
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0392

出版社内容情報

詩を生きる 詩と生きる

詩を書くことに疲れてベッドに横になろうとする時刻、枯葉を踏む音がまっしぐらに近づいてくるのだ。男の家に向かって。はるか遠方から。

そして書斎の窓から大きな頭部をさし入れると、机の上の書きかけの詩稿を読み始めるのだ。熱心に。かれはそのために遠い道のりをやってくるのだ。夜ごと夜ごと。そうして、読み終えると、ふたたび帰っていくのだ。森の奥へ。
(「未明に訪れる者よ」)

「それでもその人とその作品とをほんものと称揚せずにはいられない。詩人中上哲夫とは、なんと幸福な、いまいましい存在であることよ!」(高橋睦郎)。『下り列車窓越しの挨拶』から『ジャズ・エイジ』(詩歌文学館賞)まで、しなやかな抒情あふれる10詩集より精選。路上派の出発いらい半世紀の詩業を一望する。解説=辻征夫、八木忠栄、経田佑介、相沢正一郎

中上 哲夫[ナカガミテツオ]
著・文・その他

内容説明

『下り列車窓越しの挨拶』から『ジャズ・エイジ』まで、しなやかな抒情あふれる10詩集より精選。路上派の出発いらい半世紀の詩業を一望する。

目次

詩集“下り列車窓越しの挨拶”から
詩集“旅の思想、あるいはわが奥の細道”全篇
詩集“さらば、路上の時よ”から
詩集“記憶と悲鳴”から
詩集“アイオワ冬物語”全篇
詩集“スウェーデン美人の金髪が緑色になる理由”から
詩集“木と水と家族と”から
詩集“甘い水”から
詩集“エルヴィスが死んだ日の夜”から
詩集“ジャズ・エイジ”から〔ほか〕

著者等紹介

中上哲夫[ナカガミテツオ]
1939年、大阪市生まれ。主として東京で育った。1960年代、ジャック・ケルアック、アレン・ギンズバーグ、ゲーリー・スナイダー、グレゴリー・コーソなどのビート・ジェネレーションの強い影響下に疾走感あふれる詩を書いて、泉谷明、経田佑介、八木忠栄らとともに“路上派”と呼ばれた。また、諏訪優、白石かずこ、佐藤文夫たちと詩とジャズの朗読を盛んに行なった。詩集は『エルヴィスが死んだ日の夜』(高見順賞・丸山豊記念現代詩賞)『ジャズ・エイジ』(詩歌文学館賞)など10冊(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うりこ

2
第一詩集、『下り列車窓越しの挨拶』から『ジャズ・エイジ』までの10詩集より精選。路上派と呼ばれた頃は、こんな激しい感情を書いていたのだなあと、ちょっと驚いた。辻征夫さんの文に、〈夜中の一時だか二時だかに私の部屋でベーゴマをしていたとき、俺たちいったいどうなるんだろうねと彼が言い、私も、いい年齢(とし)をしてこの男も私も、馬鹿ではなかろうかと一瞬不安になったのだが、〉と書いてあった。若い失業者二人の姿を想像して、可笑しいような、切ないような気分になった。中上さんの詩で、歳月に触れ、胸がじんと熱くなった。2021/10/24

TOMYTOMY

1
殴られる感じで、言葉が突き刺さります。 ジャズでも聞きながら、酒でも飲みながら。タバコでも吸いながら。 この短かい詩がクールなんです。ナルシズムに溢れてるんです。素晴らしい芸術、言葉。 しかし、ビートで終わってなくまだ僕には突き刺さる。2018/03/04

kentaro mori

0
ブローティガンその他の訳者でもある。日本のビートニク。またしても俳句。 --- 「わたしの世代を/要約すれば/一〇代は暴走/二〇代は性的混乱/三〇代は不能/四〇代は哲学の貧困/五〇代は変態/六〇代は気狂い!」(今夜、わたしは渋谷「千両」の節穴からわたしの世代の幻を見る) --- 「詩を書くたびに、男はいつもすこしかなしくなるのだった。いくら書きつづけてもけして読まれることがないのだと思うと。でも、と男はしあわせな気持ちで思い返すのだ。いま、わたしには読者がいるのだと。世界でただ一人の大きな頭の読者が。」2018/03/02

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