感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新地学@児童書病発動中
107
立原道造の詩には透き通るような美しさがある。あまりにも繊細で美しいので、読んでいると儚い気持ちが胸の中から溢れてくる。しかし、注意深く読んでみると、言葉の一つ一つに注意が払われて、詩は堅固な構造を持っていることが分かる。このあたりのことは、彼が建築家だったことと関係があるのかもしれない。感傷に浸りきっているだけでは、時の試練に耐えうる詩は作れないのだ。2016/10/01
有沢翔治@文芸同人誌配布中
9
中原中也と同様、立原道造は悲哀を中心に詩を作った。現に中原中也「汚れつちまつた悲しみに」に関しての評論も書いている。しかし、立原道造の場合は、関東大震災、東京大空襲などで東京が失なわれていくことへの悲しみである。立原道造は下町で生まれ育ったのでより一層、喪失感が強かったのだろう。2023/08/19
うめむら
1
手帖の「ただ年齢の果実を、軽蔑することなしにもぎとらう」で腑に落ちる。ヒヤシンスハウス見に行きたいなあ。2013/09/06
佐々木雅弥
1
特に記憶に残らなかった。
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- 和書
- 詳解著作権法 (第4版)