感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
sk
7
綿密な描写から静かに徐々に立ち上がってくる詩的なるものの抑制の効いた香気に中てられる。散文詩は物語的に、行分け詩は飛散的に。効果を急がない、散文的な感興を十分に高めた上で周到に準備された詩的なるものの開かれが上品だ。2014/09/14
misui
4
内部世界の風景に目を凝らすこと。時とともに砂や水のように蓄積されていくそれは自己の枠から外へと溢れ出し、歩みにつれて軌跡を作る。それがこの詩人の詩なのかもしれない…などと考えながら読んでいたが、いまいちぴんとこなかった。詩自体は端正だと思う。2015/03/07
岡部淳太郎
1
この人も好きな詩人のひとり。寡作だけど常にいい詩を届けてくれる。