内容説明
未知との出逢いが、夢を現実にする。軍艦エルトゥールル号の遭難事故をきっかけに日本とトルコの友好の礎を築いた山田寅次郎。星の数ほど夢を見た明治男子の生涯を実孫が新説でひもとく。
目次
1 義心 1866~1890(“山田”寅次郎の誕生;18歳、志あり。薬学校は出たけれど…;寅次郎式・出版ビジネスで大ヒット! ほか)
2 トルコ愛 1890~1905(『土耳古畫觀』―寅次郎が見たありのままのオスマン帝国―「土耳古の名水」に書かれた、オスマン帝国の日常生活;オスマン帝国皇帝のアートディレクター;寅次郎の人生を支えた中村家 ほか)
3 四方の夢 1905~1957(日本初のシガレットペーパー製造会社を創業―ナポレオンのエジプト遠征と「ライスペーパー」の由来;遅れてきた家元、茶道流儀を革新―「海外文化と茶の湯」に見る、寅次郎の文化観;浦島太郎の寅次郎 ほか)
著者等紹介
和多利月子[ワタリツキコ]
1975年トルコ訪問を機に、祖父・山田寅次郎に興味を持つ。2018~2020、2022~2023年「山田寅次郎 オスマン倶楽部」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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