出版社内容情報
社会科学の方法論テキストとして広く読まれたテキストの新版。新版では,科学的に検証可能な仮説を探っていく方法について,さらに掘り下げた解説を加え,新たなコラムや補章を追加した。身近で一般的な社会現象や政治現象を題材に原因を探っていく作法を丁寧に解説する。
内容説明
社会科学方法論テキストのベストセラー12年ぶりの新版!新版では、科学的に検証可能な仮説を探っていく方法について、さらに掘り下げた解説を加え、新たなコラムや補章を追加した。身近で一般的な社会現象や政治現象を題材に原因を探っていく作法を丁寧に解説する。
目次
序章 説明という試み
第1部 説明の世界(説明の枠組み 原因を明らかにするとはどういうことか;科学の条件としての反証可能性 「何でも説明できる」ってダメですか?)
第2部 量的研究の世界(観察、説明、理論 固有名詞を捨てる意味;推論としての記述;共変関係を探る 違いを知るとはどういうことか;原因の時間的先行 因果関係の向きを問う;他の変数の統制 それは本当の原因ですか?;分析の単位、選択のバイアス、観察のユニバース)
第3部 質的研究の世界(比較事例研究の可能性;単一事例研究の用い方)
終章 政治学と方法論
補章 原因を推論するトレーニング
著者等紹介
久米郁男[クメイクオ]
1957年、大津市に生まれる。現在、早稲田大学政治経済学術院教授(政治学専攻)、Ph.D.(政治学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
zoe
16
2025年新版。因果関係を議論する際に、回帰分析をする。そして、どの位の確率で生じるのか、あるいはあり得ないのかを考えてみる。ある結果の原因は、一つだけか?広くスクリーニングすることは大事。しかし、一方で、広く取り過ぎると何が何だか分析に苦しむこともある。ある程度、研究対象を絞り込み、深みのある研究をする方が、結果の受け手(政治の場の議論や一般市民)も理解が進む。単純化され過ぎた研究は、あやしくもある。その結果を用いたプロパガンダではないかと、受け手が自ら分析出来るくらいの世の中だと良いと感じます。2025/05/07
Ra
3
研究者でもない自分としても、統計的因果推論(量的研究)こそが科学としての政治学であって、質的研究はそれに劣後するものという印象が無いわけではなかったが、本書では量的研究・質的研究と、その両方に通底して求められる“姿勢”について、豊富な事例を噛み砕いて分かりやすく、かつ軽妙な筆致で読み易く解説されており、それぞれの方法論に関する誤解や違和感が晴れた。単純に読み物としても面白かった。2025/12/24
Go Extreme
1
政治現象の原因を探る行為の作法 因果関係推論の基本枠組み提示 他変数統制の因果推論上の重要性 測定誤差考慮による記述の確からしさ 変数無視によるバイアスの危険性 反証可能性ある仮説構築の要請 理論検証のための操作化の必要性 小選挙区制と二大政党制のデュヴェルジェ法則 量的・質的研究共通の因果推論論理 事例数不足による不定問題の発生 歴史的ダイナミズムによる制度差分析 理論修正促す逸脱事例研究の価値 スマホ使用と成績の因果特定困難 多様な方法習熟による分析力向上 万能な研究方法マニュアルの不存在2025/04/29
さ
0
政治学研究の基礎を学べる、教科書的な本。難しかったが、例を挙げながら考えていくので考えやすかった。政治学に限らず、ある主張に因果関係はあるのか、主張されている因果関係は適切に導かれているのか批判的に捉えるようにしたいと思った。2025/06/12
Dwight
0
念願過ぎる定量政治本だから永遠に読んでられるんだが2025/05/14
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