原爆先生がやってきた!―原爆先生の特別授業「7000℃の少年」より

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784782534458
  • NDC分類 375.3
  • Cコード C0036

内容説明

原爆の授業が「面白い」って!?面白いから、興味を持つ。興味を持つから、考える。東京都の600校以上、50,000人超の児童・生徒が体験した、“考える”がはじまる授業。

目次

第1部 原爆先生の特別授業(原爆先生の特別授業―7000℃の少年;遭遇;静まり返る子供たち;知的好奇心;帰還 ほか)
第2部 メイキング・オブ・原爆先生(バトンタッチ;スタート;アドバイス;工夫;物語 ほか)
第3部 資料篇

著者等紹介

池田眞徳[イケダマサノリ]
1951年、大阪生まれ。73年、法政大学法学部法律学科卒業後、日本電気株式会社入社。同社退社後、数社の会社経営を行う。2008年、都内小学校でヒロシマ原爆の特別授業を開始。09年、特定非営利活動法人原爆先生設立。現在までに約600校で「原爆先生の特別授業」の講師を務める

羽生章洋[ハブアキヒロ]
1968年6月1日生まれ、大阪育ち。89年、桃山学院大学社会学部社会学科を中退後、2つのソフトウェア会社を経てアーサーアンダーセン・ビジネスコンサルティングに所属。その後、トレイダーズ証券株式会社とマネースクウェアジャパン株式会社の新規創業に参画。現在は、自身が設立した複数の会社の代表取締役などを務めながらストーリーデザイナー/IT経営コンサルタントとして活動中。2006年から11年まで、国立大学法人琉球大学の非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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アキ

15
NPO原爆先生による学校訪問。ことさら悲惨さを強調したり、反戦・反核を主張するわけでもない淡々とした語り。語られるのは、爆心地に居合わせそのまま救護活動にあたった18歳の少年兵(池田氏の父・義三)の物語。理由も何も教えられないまま形容しがたい苦しみと痛みに苛まれた広島の人々こそが知るべき事実の数々を現代の子どもたちがそこで知る。原子爆弾のニックネーム「リトルボーイ」。核分裂したウランはゴルフボール大1kg。スカイツリーの高さに突如出現する直径200mの太陽。熱線と衝撃波で一瞬に消え去る屋外の人々…等々。2016/09/09

けんとまん1007

12
とても奥深い1冊。特別授業の内容も凄くで、素晴らしいが、そこに至る物語もまた凄い。そして、なん百回と続けてきた中で、今のやり方にたどり着いた経緯も興味深い。関心を一つでも持ってもらうこと。そうすれば、あとは、子供たち自身が動き始めるというのは、なるほど、その通りだと思う。その関心を持つというきっかけを作るための授業であるというスタンスが、全てを物語っているし、そのためのやり方・工夫もとても参考になる。2016/09/22

PIYOBLACK

2
教育学の棚で見つけて、手に取りました。子どもの様子や感じ方に注目しようと思って読み始めたのに、いつの間にかその物語から目を離せなくなっている自分がいました。2016/09/30

ぷるぷる

1
息子の学校に原爆先生がやってきた日には興奮気味にキノコ雲とはとか衝撃波とはとか話てくれました。となると親も関心を持ちます。原爆についての授業というと身構えてしまうものですが、原爆先生の姿勢は本当に素晴らしいと思います。「物語形式」「イズム中立」「事実のみを淡々と」どれをとっても膝を打ちます。ただ話せばイイというものではなく細部まで考えられていて授業を受ける学校側にも要求が多いのは新しい気づきです。中身の濃い本とはとても言えないけれど話術や環境や演出を考え抜いてある授業自体は興味深そう。子供が羨ましい。2018/12/03

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