内容説明
いま、大学の経営はどうなっているのか?生き残る大学、なくなる大学は!?大学教育と変化する学生生活!全入時代のなか岐路に立つ日本の大学の現状と課題がみえる!
目次
0 序編(大学って何だ!)
1 経営編(大学経営を取り巻く環境と大学経営;学校会計の重要3書類と大学経営を読み解く)
2 組織編(大学の設置基準の見直しが始まる;問題(留意事項)を指摘された大学
国立法人化で大学マネジメントは変わった
国立大学の学長はどのうように選ばれるか
中期目標・計画と大学評価 ほか)
3 研究編(世界のトップを目指す研究分野)
4 教育編(明治大学が人気ナンバーワン?!;入試改革は成功しているか;入学前・初年度教育をせざるを得ないわけ;なぜ東京大学は世界27位なのか;何を学ぶために大学へ行くのか ほか)
5 施設・学生生活編(都心になるキャンパスの利点;学生寮が再び、脚光を浴びている;保健管理センターが大人気;充実する奨学金制度・特待制度)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
双海(ふたみ)
11
むむむ・・・。「子供の数は減少しているのに、増え続ける大学。自ずと経営危機を迎える大学も少なくない。 期待される人材育成の場が揺れている中で、本書は「今後の大学の在り方」を見出すために様々な切り口で具体的な課題や改革への糸口を探る。」2014/12/12
Tsutomu Yamamura
1
大学の概要を勉強しよう!シリーズの読書。大学を巡る環境、歴史、行政の経緯、現状、課題など読みやすく、データもあって、お手軽に勉強できるテキストでした。2015/10/18
モリケン
0
業界研究シリーズは大概幾つかの企業を比べているのだが、大学研究は大学の経営手法や会計、歴史など勝手が違って面白かった。今のはやりはグローバル大学らしいが、現実問題留学生が増えたところでちゃんと交流の機会を持つ学生はどれほどいるのだろうか。また、単に大学のレベルだけでなく、大学のある地域が都心か田舎か、東か西かによっても大きな差が開いてしまうという。関東の都心の大学にいると気づけないことを知れてよかったと思う。2016/03/12