たかがＭＢＡされどＭＢＡ―ビジネス最前線１１人の勇気ある仕事選び

奥村 昭博【監修】/ＭＢＡキャリア研究所【編著】

産学社（2004/04発売）

• サイズ B6判／ページ数 263p／高さ 20cm
• 商品コード 9784782531099
• NDC分類 335.21
• Cコード C0034

内容説明

アメリカでは「ＭＢＡ」はビジネスエリートの証明だ。巨大企業のＣＥＯ、ＣＯＯあるいはその予備軍はすべてといっていいほど「ＭＢＡホルダー」だ。日本ではどうなのか。必ずしもエリートの証明とはなっていない。時代を担うべき３０代のＭＢＡホルダーたちが日本における「ビジネスエリート」と「ＭＢＡ」の関係を調べ始めた。インタビューしたのは、いずれもＭＢＡ出身のビジネス最前線で活躍するリーダーたち１１名。彼らの仕事選び、仕事上の様々な決断・交渉・人間関係、あるいは生き方そのものに、ＭＢＡはいかなる意味をもち、影響を与えているのか。

目次

第１章　冨山和彦（株式会社産業再生機構専務取締役（ＣＯＯ））―変革の現実化請負人
第２章　新浪剛史（株式会社ローソン代表取締役社長）―社長になるための選択
第３章　上山健二（株式会社長崎屋代表取締役社長）―日本経済を民間から元気にする！
第４章　藤森義明（ＧＥ上席副社長兼ＧＥアジア・パシフィックプレジデント＆ＣＥＯ）―限界を作るな
第５章　樋口泰行（日本ヒューレット・パッカード株式会社代表取締役社長兼ＣＯＯ）―人生のスコープを変える
第６章　松木伸男（株式会社ＭＫＳパートナーズ代表取締役ＣＥＯ）―仕事は楽しくやらなきゃ
第７章　星野朝子（日産自動車株式会社ＶＰ）―Ｎｏｔ　Ｒｅｐｌａｃｅａｂｌｅな自分を探して
第８章　渡辺尚生（東京ガス株式会社情報通信部部長）―ぶれない価値観
第９章　坂野尚子（キャリア戦略研究所所長ザ・クイック代表取締役）―自らの意志で切り開く人生
第１０章　三木谷浩史（楽天株式会社代表取締役会長兼社長）―緻密な計算と根性
第１１章　南場智子（株式会社ディー・エヌ・エー代表取締役）―やりたいから、やる
第１２章　『誇り高きＭＢＡ的生き方』の法則

著者等紹介

奥村昭博［オクムラアキヒロ］
１９６９年慶応義塾大学商学部卒業。１９７６年同大学院商学研究科博士課程修了。１９７０年ノースウエスタン大学経営管理大学院修士課程修了。１９７８年慶応義塾大学大学院経営管理研究科助教授。１９８８年同大学教授。専門は、組織・マネジメント、組織・戦略、企業革新、アントルプレナーなど
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[かけだし不動産投資家]

ローソンの新浪さん、楽天の三木谷さん、DENAの南場さんなど2022年現在では経済界の大物となった方々の約２０年前の思考に触れることが出来る１冊。他にも当時の財界人としては著名な方々ばかりにインタビューをしており、貴重な１冊である。彼らはMBAを持っているから自らのキャリアアップを果たすことが出来たのか？それとも向上心があったから結果としてMBA取得に至ったのか？各人のインタビュー内容を振り返ると後者であったかと思う。MBAはキャリアアップを図るための手段であり、目的ではない。

2022/09/28

[Katsumi Tabata]

MBAを取った人のキャリアが描かれているが、今後どういうキャリアを送るかイメージが出来た。結局のところ、あまり意味がなかったという人もいるし、意味があったという人もいる。どちらに転ぶか分からないけれど、迷った時は自分の心に聞くのが一番ということでしょうか。

2014/08/13

[M_Study]

MBAと聞くとフレームワークを使っていろいろ分析して、みたいなイメージだったが、「戦略は10％、実行が90％」(南場氏)というように実行、やりきることを皆さん重視していたのが印象的。実行が無ければ戦略も絵に描いた餅、ということなのだろう。

2013/09/23

[KK]

米国MBAと日本MBAがどう違うのか、また、MBAを目指している人たちがどのような背景、考え、決断をしてきているのかを知りたいと思い手に取った本。米国に対する彼我の力量差については分からなかったが、総じて経営者の物事をやりきる意思の強さ、自分だけ（only-one）の道を歩んでいる姿が見受けられた。また、理系出身者が多い事からも、仕事における数学の知識の必要性を改めて感じさせれた。

2011/11/12

[Leon]

MBA修了者のbefore & after

2020/05/24