内容説明
100年住み続けた民家を取り壊すのは忍びない。しかし、住みやすい快適な住まいがほしい。先人の想い出も残したい。こんな願いから出発した古い民家の改修工事。女性建築家が25年にわたり挑戦した仕事、6軒の民家改修の実例を記録した。新築の家屋では決して手に入らない、太い立派な柱や梁、磨き込まれた美しい木目。良いものは残し、最新の設備で快適な住まいを造る、建て主とともに作りだす、本当の家づくりがここにある。
目次
1 よみがえった百年の製茶農家―町田さんの家
2 ダイナミックな梁を生かした大空間―沢田さんの家
3 千本格子の家―高木さんの家
4 土間を生かした養蚕農家の改造―斉藤さんの家
5 囲炉裏と自在鉤のある居間―加藤さんの家
6 二段階の増改築で変身した街道筋の町家―北田さんの家
著者等紹介
中善寺紀子[チュウゼンジノリコ]
1946年日本女子大学家政学部生活芸術科住居学専攻卒業。柏建築事務所、高岡設計研究所をへて’71年紀デザイン研究室を開設。橘設計紀デザイン研究室代表として現在にいたる。日本建築家協会、日本建築学会、日本民家再生リサイクル協会所属。一級建築士、インテリアプランナー
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- 和書
- 現代と教育 〈79号〉