内容説明
本書は、６部、３１章の構成となっている。第１部では現代観光の構造を明らかにするとともに観光研究の視点と方法について考察し、社会科学からのアプローチの方法とその必要性について論じた。第２部では観光の歴史について述べた。観光の世界史と日本史を概観することは、人の移動を歴史の流れに沿ってみていく上での基礎作業でもある。第３部では現代観光の意義について、むしろ国際社会や文化交流の観点から考察した。第４部では観光政策と観光事業について、第５部では観光対象と観光資源について述べた。第６部ではわれわれが行った観光研究の中から、今後の研究に対して、示唆的である、新しい問題を提起している、と思われるものを取り上げた。
目次
第１部 観光研究の視点
第２部 観光とその歴史
第３部 現代観光の意義
第４部 観光政策と事業
第５部 観光対象と資源
第６部 観光研究の諸相
