目次
近代栄養学のパラダイムとパラドックス―はじめに問題ありき
「ビタミンCは熱に弱い」の迷信―野菜はスープが一番
古典化学を超える分子種とその状態:スーパーケミカルズ―我々はそれから逃れられない
野菜の抗酸化成分は天の恵み―心臓病の予防に野菜・果物・赤ワイン
炎症と発がん―アスピリンのがん予防効果
NOxとがん―「一酸化窒素(NO)の明暗」・循環器からがん予防まで
ウイルス感染症と酸素ラジカル―ウイルスよ、お前もか
発がんの普遍的メカニズム―慢性感染/化学発がん剤/放射線の共通項は酸素ラジカル
がん化の多段階説
大腸発がんと高脂質・高鉄分摂取との高い相関関係―鉄分添加食の新たな問題
脂質過酸化物から悪玉の親分・脂質ラジカルの生成―ヘム鉄の関与の重要性(問題)
高脂質食はすべて悪いか?―リノール酸vs.オレイン酸
ビタミンCとs―カロテンの大量摂取はがん予防にならない―実験室モデルによるドグマの崩壊
生活習慣・食生活とがん―がんの7割は避けられる?
環境汚染と食品の安全性―オーガニックフードの隆盛
残された問題/今後の課題―次世代栄養学と反栄養素
著者等紹介
前田浩[マエダヒロシ]
医博・農博。熊本大学名誉教授(医学)/大阪大学招聘教授/東北大学特別招聘プロフェッサー/(財)バイオダイナミックス研究所所長。兵庫県生まれ。1962年東北大学農学部卒業。1964年カリフォルニア大学大学院修了(MS)(フルブライト)。1968年東北大学大学院DC修了(医学部細菌学)、同助手、ハーバード大学ダナファーバー癌研究所主入任研究員。1981年熊本大学医学部教授。1994年一般財団法人バイオダイナミックス研究所理事長・所長。2004年熊本大学名誉教授、崇城大学薬学部教授。2011年崇城大学DDS研究所特任教授。2017年崇城大学退職。2017年大阪大学医学研究科招聘教授、7月東北大学特任教授。2020年東北大学特別招聘プロフェッサー。賞等:1989年米国サンアントニオ市名誉市長、同オクラホマ州名誉州民。他、日本細菌学会浅川賞、高松宮癌研究財団学術賞、ドイツFrey‐Werle財団(ミュンヘン)金賞、米国制御徐放学会、Nagai Innovation Award for Outstanding Achiervement受賞、王立英薬学会よりLife Time Achievement Award、CRS College of Fellows Award受賞、西日本新聞社(本社福岡市)より西日本文化賞を受賞、日本DDS学会永井賞受賞、日本癌学会吉田富三賞受賞、トムソン・ロイター引用栄誉賞、Roland T.Lakey賞、Distinguished Global Citizenship Educator賞、瑞宝中綬章など。主な研究分野:がんのミサイル療法(高分子薬剤)、微生物感染の病理学(プロテアーゼ)、酵素ラジカル(ROS、RNS)、がん予防、がん治療。著書多数
金澤文子[カナザワアヤコ]
農博(東北大学)。熊本大学教育学部助教授を経て北海道大学大学院医学研究科客員研究員歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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