出版社内容情報
ノロウイルスによる感染症や食中毒は毎年のように繰り返され新聞やメディアにその被害が載ります。ノロウイルスの感染や食中毒に特に気をくばる高齢者施設、病院などの医療機関や大量調理施設では、冬場の流行期に備えて準備されていることと思います。本書は、こうした施設の管理者向けに、緊急時、警戒時、流行期、のそれぞれの場面でどう対処行動すればよいかをQ&A形式でまとめ、汚物の処理方法、消毒方法やノロウイルスについての基礎的内容をわかりやすく解説したものです。具体的な事例なども収録しました。コンパクトに要点を的確に示して、忙しい合間にも読めます。ぜひ座右にお供えください。
●「本書の構成」
■緊急時―ノロウイルス感染症・食中毒発生時の対応
現場指揮と行政機関への報告/従業員に対する指示・対処/患者・入所者、学童に対する指示・対処/保護者対策
■警戒時―ノロウイルス感染症・食中毒の疑われる場合の対処
■流行期―ノロウイルス感染症・食中毒への日頃の備え
施設内対策にあたって/従業員教育/感染源への対処/手洗い設備の検討
■汚染物の処理方法―吐物・ふん便や汚染物の対処
嘔吐物の処理/ふん便の処理/リネン類の処理/感染者らの使った食器の処理/汚染されたカーペット類の処理/嘔吐などのあった部屋の処理/感染性廃棄物の処理
■消毒方法■感染経路■ウイルスとは■食中毒の現状■事例の教訓 など
西尾 治［ニシオオサム］
著・文・その他
目次
緊急時
警戒時
流行期
汚染物の処理方法
消毒方法
感染経路
ウイルスとは
食中毒の現場
事例の教訓
著者等紹介
西尾治［ニシオオサム］
愛知医科大学医学部客員教授。鳥取大学農学研究科修士課程獣医学専攻を修了し、愛知衛生研究所に就職。国立公衆衛生院衛生微生物部ウイルス室長、国立感染症研究所感染症情報センター（現感染症疫学センター）第六室長を歴任。専門は、下痢症ウイルス、特にノロウイルスによる食中毒、感染症。東京大学医学部非常勤講師、文部科学省学校給食における衛生管理の改善・充実に関する調査研究協力者会議委員、厚生労働省薬事・食品衛生審議会臨時委員、内閣府食品安全委員会専門委員微生物・ウイルス専門調査会委員、独立行政法人日本スポーツセンター・学校における食の安全に関する実態調査委員会委員等を歴任（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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