内容説明
黒茶とはどんなものなのか、どれくらいの種類があるのか、中国の各民族でどのように飲まれているのか、そしてその化学成分はどの程度明らかにされているのか、またその機能性はどうか、など、本書では黒茶のユニークな面を詳しく述べる。
目次
プロローグ 世界の茶の分類と中国茶
第1章 中国における喫茶の歴史と黒茶
第2章 主な黒茶の散茶と緊圧茶の規格と特徴
第3章 黒茶の製造
第4章 黒茶の色、香り、味
第5章 黒茶の化学と微生物
第6章 中国における黒茶の品質検査
第7章 中国少数民族の食生活と黒茶
第8章 暮らしの中の黒茶
第9章 中国の多彩な喫茶法
第10章 黒茶の機能性
著者等紹介
呂毅[ロキ]
1993年静岡大学農学部農芸化学科卒業。1995年静岡大学大学院農学研究科修士課程応用生物化学専攻修了。1995~1997年フランス滞在。1998年9月~1999年2月京都大学化学研究所研究生。2001年浙江大学茶学系博士課程入学、現在に至る。評茶師
郭〓飛[カクブンヒ]
1982年中山大学化学系卒業後、商業部杭州茶葉加工研究所就職。1989年静岡大学農学部研究生(日本政府国費留学生)。1992年静岡大学大学院農学研究科修士課程応用生物化学専攻修了。1995年岐阜大学大学院連合農学研究科博士課程(静岡大学)修了。1995~1997年フランス国立農業研究所博士研究員。1997~2000年日本学術振興会外国人特別研究員(京都大学化学研究所)。2000年~現在、浙江大学化学系助教授。評茶師
駱少君[ラクショウクン]
1965年浙江農業大学茶学系卒業。1965~1980年福州茶厰。1981~1983年静岡大学農学部留学(中国政府国費留学生)。1984年~現在、中華全国供銷合作総社杭州茶葉研究院(1996年から院長)、国家茶葉品質監督センター(1988年から主任)、高級評茶師、労働社会保障部特有業種技能資格(評茶および茶葉加工)鑑定センター長
坂田完三[サカタカンゾウ]
1966年京都大学農学部農芸化学科卒業。1968年京都大学大学院農学研究科修士課程修了。1970年京都大学大学院農学研究科博士課程中退(1972年1月京都大学農学博士)。1970年理化学研究所研究員。1977~1979年オーストラリア国立大学化学研究所研究員。1981年静岡大学農学部助教授。1987年静岡大学農学部教授。1988年京都大学化学研究所教授
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