内容説明
本書は、性格心理学の現在を気鋭の著者陣が分かりやすく解説したテキスト・参考書です。「性格」について何が分かっていて何が分かっていないのか、臨床、発達、社会、歴史の観点から縦横に論じていきます。左頁に本文、右頁に図表を配した見開き形式・2色刷により、視覚的な理解を助けます。
目次
1章 臨床心理学から見た性格
2章 今、学校現場で起こっている問題
3章 精神病理に現代を見る
4章 文化と性格
5章 子どもの「性格」とは
6章 人の輪の中で
7章 生涯発達の時代
8章 性格心理学の源流と成立
9章 性格心理学の展開
10章 性格心理学の新潮流:性格の可変性―人か状況か論争からの展開
著者等紹介
戸田まり[トダマリ]
1982年東京女子大学文理学部心理学科卒業。1987年東京都立大学大学院人文科学研究科単位取得退学。北海道教育大学教育学部札幌校助教授
サトウタツヤ[サトウタツヤ]
1985年東京都立大学人文学部卒業。1989年東京都立大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程中退。立命館大学文学部助教授。博士(文学)(東北大学)
伊藤美奈子[イトウミナコ]
1984年京都大学文学部国文学科卒業。1995年京都大学大学院教育学研究科単位取得退学。慶応義塾大学教職課程センター教授
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感想・レビュー
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hapim
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単位認定試験前にもう一度読みました。気になるところに付箋を貼りながら読んだら14箇所!参考図書も今後読みます。2016/07/13
hapim
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性格心理学を広く浅く。幼少期の親との関わりがやはり重要なんだと再認識。性格心理学を学び客観的に自分を見るよう努めれば、変えられるのかもしれないとも思った。性格心理学の歴史のあたりは苦手。ひとつひとつの章をもう少し詳しく勉強したいと思えた。2016/07/11
ありすれいかー
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性格の形成過程の簡単な解説と教育現場にフォーカスを当てた分析が中心。末尾3章は性格心理学史。できあがった性格の診断や分析みたいなものはほんとにさわり程度の記述です2012/06/12
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