内容説明
本書は学習心理学をはじめて学ぶ大学生・短大生のためのテキストです。半年の講義にも対応するよう、学習心理学のエッセンスをコンパクトにまとめました。基礎的な学習理論から最新の研究成果までをビジュアルな図版を用いて、左右見開き形式・2色刷で、気鋭の著者がやさしく解説しました。
目次
「学習」について学ぶ
馴化と鋭敏化
古典的条件づけ(基本的特徴;信号機能;学習の内容と発現システム)
オペラント条件づけ(基礎;強化・消去と罰・強化スケジュール;刺激性制御)
概念学習・観察学習・問題解決
記憶と学習
著者等紹介
実森正子[ジツモリマサコ]
1972年千葉大学人文学部(心理学専攻)卒業。1977年慶応義塾大学大学院社会学研究科博博士課程(心理学専攻)満期退学。現在、千葉大学文学部行動科学科(認知情報科学講座)教授。文学博士
中島定彦[ナカジマサダヒコ]
1988年上智大学文学部心理学科卒業。1993年慶応義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程(心理学専攻)満期退学。現在関西学院大学文学部専任講師。博士(心理学)
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感想・レビュー
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海星梨
4
講義参考図書。どうしてこの紙を選んだんだ……。反射して読みにくかった。ほかにもtopicの位置が考えられていないという編集上の問題はあるが、テキストは読みやすく分かりやすかった。ただ、出版が2000年と、参考文献が役立つリストなのか疑問もある。動物の概念学習が面白かった。2019/12/12
たかね@心理学
4
この薄さでここまでまとまっている書籍は初めてである。半年前から読みたいと思っていたが、ここまでとは思わなかった。用語や人名に英語が添えられていない点と多少の擬人表現が気になるが、それ以外は申し分ない内容。用語もわかりやすく解説されており、欲しい所に欲しい実験がきちんと記載されている。優れた書。ゾーンダイクの業績、スキナーの経緯と実績写真、罰の与え方、犬の行動療法、タコの観察学習など(他書で読んだこともあるが)基礎と言えど見所は多い。2015/03/07
kayak-gohan
2
前期配当科目 学習・言語心理学教科書 単位取得済2023/07/21
大久保 賢一
2
次年度から心理学の授業を担当することになったので復習。2014/01/28
アン・コーデリア
1
学習・言語心理学Ⅰ〔教科書〕