ソーニャ文庫 偽りの護衛は聖女に堕ちる

ちろりん【著】

イースト・プレス（2022/10発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 320p／高さ 15cm
• 商品コード 9784781697345
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

――穢して、俺だけのものにしたい。

政治的な思惑で「聖女」に祭り上げられ、王太子妃候補となったローレン。
彼女はある日、命を狙ってきた刺客に短剣を突き刺したショックで心を閉ざしてしまう。
だが、護衛のシリウスだけはローレンに寄り添い、快楽という癒やしを与えてくれた。
ローレンは彼と淫蕩に溺れるたびに、聖女の呪縛から解き放たれて、生きる喜びを知っていく。
もう「聖女」には戻れないほどに。
けれど、王太子との婚約が正式に決まったことで、シリウスとの関係に変化が生じ……!?

本心の見えない冷徹な護衛×利用される聖女、
密令のために近づいた男は、少女の愛に溺れて――!?

内容説明

政治的な思惑で「聖女」に祭り上げられ、王太子妃候補となったローレン。彼女はある日、命を狙ってきた刺客に短剣を突き刺したショックで心を閉ざしてしまう。だが、護衛のシリウスだけはローレンに寄り添い、快楽という癒やしを与えてくれた。ローレンは彼と淫蕩に溺れるたびに、聖女の呪縛から解き放たれて、生きる喜びを知っていく。もう「聖女」には戻れないほどに。けれど、王太子との婚約が正式に決まったことで、シリウスとの関係に変化が生じ…！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[オセロ]

普段読まないジャンルも読んでみようと思い手にとってみましたが、自分には合いませんでした。

2022/11/05

[有機物ちゃん]

出世欲の強い父による完璧なプロデュースで神格化され、清廉な『聖女』としての振る舞いを強いられた令嬢のお話。精神的に侵食してくるような描写がすごく好み！身体に根を張っていくような感情、罪の意識からの開放感、背徳感でたまんない気持ちになる。クローゼットから出られなくなったヒロインに｢あなたの口から罪を吸い取って贖えばいい。ふたりで罪を共有する。｣←最高。大好き。罪の共有、2人だけの秘密、快楽を覚えてしまってもう元には戻れないのに、危うい関係だからお互いに確認もできないどうしようもなさに興奮した。良かった～！

2023/12/11

[十六夜]

ヒーローが裏切っているのは最初からわかるけどどの程度まで裏切るのか……と思っていたら依頼元が悪い奴じゃなかったから、結局ヒロインと幸せになる道が無理なく作られていてほっとしたような、なんというか。とにかく双方の父親がクズなので「は～、○んでよかった」と思うなど。ヒロインの世話係、ずっと口うるさいおばさんキャラだと思い込んでいて、最後のほうで「彼」表記が出てきてびっくりした。思い込みって怖い。悪い奴らがみんな○んだりなりを潜めたりしたからか、わりと読後感がいいというか爽やかに終わっているのがなんとも不思議。

2023/03/30