出版社内容情報
宮澤光[ミヤザワヒカル]
著・文・その他
内容説明
世界遺産は観て楽しむもの。そう思っていませんか?ですが、実は世界遺産には知って楽しい多種多様な逸話・伝説もたくさん残されているのです。空気から肥料を生み出した産業遺産や、ジャガイモが供えられるお墓、10カ国が保有する遺産、2枚の地図が禍根を生んでしまった遺跡…。知ればもっと興味が湧くエピソードを、世界遺産アカデミー主任研究員の著者が語ります。過去から現在に続く歴史のなかで紡がれてきた「読む世界遺産」で、世界の多様性に触れてみませんか。
目次
第1章 有名世界遺産のひみつ(エッフェル塔が「いまいましい鉄の塊」?(パリのセーヌ河岸)
無名かつ落選からの大逆転劇!(シドニーのオペラハウス) ほか)
第2章 知られざる世界遺産のひみつ(不倫も突き抜けると歴史に名が残る(アルコバサの修道院)
俺自慢も後世まで残れば世界遺産(イェリング墳墓、ルーン石碑と教会) ほか)
第3章 崖っぷち世界遺産のひみつ(進化なのか、破壊なのか(ウィーンの歴史地区)
温暖化が奪うかもしれない世界遺産の座(サン・テミリオン地域) ほか)
第4章 「世界遺産」というひみつ(複雑な国際事情が生んだ唯一の例外(エルサレムの旧市街とその城壁群)
山火事消すのも自然まかせ(イエローストーン国立公園) ほか)
第5章 映える世界遺産のひみつ(真っ赤な砂漠から始まる不思議な物語(ナミブ砂漠)
時間に追われる大人が夢見る場所(ウェストミンスター宮殿、ウェストミンスター・アビーとセント・マーガレット教会) ほか)
著者等紹介
宮澤光[ミヤザワヒカル]
NPO法人世界遺産アカデミー主任研究員。北海道大学大学院博士後期課程を満期単位取得退学。仏グルノーブル第2大学留学。2008年より現職。東洋大学、跡見学園女子大学ほか非常勤講師。世界遺産アカデミーの研究員として世界遺産に関するさまざまな書籍の編集・執筆・監修を手掛けるほか、これまで全国各地で100本を超す講演・講座を実施している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。