内容説明
グローバルな認識の枠組みで歴史を捉えるという知的潮流の下で、アメリカ史を一国史としてではなく、アメリカと外部の世界のつながり、そして両者の相互的な影響に焦点を当て、それらが何を意味するかを考察する。
目次
序 章 世界のなかのアメリカ史
第1 章 アフリカのなかのアメリカ-「アメリカの奴隷解放運動とリベリア共和国の誕生-
第2 章 ヨーロッパのなかのアメリカ-「アメリカ」の脅威と魅力-
第3 章 敗戦国のなかのアメリカ-占領者としてのアメリカ-
第4 章 アジアのなかのアメリカ-アメリカのベトナム戦争とアジア人労働者-
第5 章 ブラック・カリビアン-越境する歴史的想像-
終 章 「アメリカ史」を研究する