イースト新書<br> 横丁の引力

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イースト新書
横丁の引力

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  • サイズ 新書判/ページ数 269p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784781650937
  • NDC分類 673.7
  • Cコード C0230

出版社内容情報



三浦展[ミウラアツシ]
著・文・その他

内容説明

なぜ、ネット社会でも人気は衰えないのか?吉祥寺ハモニカ横丁、新宿思い出横丁、立石仲見世商店街など、「駅前横丁」が再び活性化している。スナックブームも巻き起こっている。一方で、再開発で危機に瀕している横丁もある。武蔵小山は大幅に縮小し、立石も近々ビルになる。安くてうまい食べ物、見知らぬ他者との交流の場所を提供し続けてきた横丁を、いまこそ見直し、将来につなげていく必要がある。社会デザイン研究者にして「街歩きの達人」として知られる著者が横丁の現代的意義を徹底分析。NPO法人「ハモニカ横丁東京」によるインタビュー記録も掲載。

目次

第1部 なぜ、人は横丁を目指すのか(闇市、花街、そして横丁に集う人々;都市の暗部から見えてくるリアル;アトム的、ジブリ的、パンク的、そして横丁的;うっすらとした焼け跡の「居場所」としての横丁)
第2部 横丁インタビューズ(小池百合子知事、手塚さんの相談に乗ってやってください。;横丁インタビューズ;なぜ、横丁は縦丁ではないのか?)
対談 「横丁から学ぶ」隈研吾(建築家)×三浦展

著者等紹介

三浦展[ミウラアツシ]
社会デザイン研究者。1958年新潟県生まれ。パルコの情報誌「アクロス」編集長、三菱総合研究所を経て、1999年カルチャースタディーズ研究所設立。郊外、都市、家族、若者、消費、階層などを研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむら

37
東京の色んな横丁の顔役的おじさんたちにインタビューしてる後半部分が面白い! 闇市や青線だった頃の武勇伝?やバブル時の地権者が多すぎてまとまらない話など。防災の観点からすると横丁は危ないからって話になんだろうけど、仙台にも横丁何個かあるけど、東日本大震災のあとも変わりなくいい店いっぱいあるし、意外と大丈夫だと思うけどなー。小池さんつまんねー再開発しないよう祈るわホント。2017/11/06

Yutaka Matsuzawa

14
横丁の魅力について書いてあった。戦後の闇市や赤線などの表でない場所に個人店舗が密集してできた横丁。裏だから猥雑で混沌とし、そこが逆に落ち着ける空間になる。歴史がなく自分で隠れ家と言ってしまうフェイクではない。毎日行くなら綺麗で明るいチェーン店ではなく、吉田類が行くような店だったり、「世界入りにくい居酒屋」のような店に行きたいと思うのが横丁の需要だと思う。あと面白かったのが横丁の進化系はブレードランナーの世界観。妙に納得してしまった。2018/04/18

ふろんた2.0

9
横丁があるのは構わないのだが、やっぱり行きたいとは思わない。。。2019/03/27

ごいんきょ

6
横丁って本当に面白そうですね〜 ここで紹介されている中で実際に呑み食いしたところはありません。なんだか入る勇気が無くって。 来年は何処かでデビューしたいな。2017/12/27

田中峰和

5
95年から10数年、吉祥寺に住んでいた。確かに90年代は駅にできたロンロンのせいで、生鮮食品関係の店に客をとられたハモニカ横丁はシャッター通り化していた。第2部の横丁インタビューズは戦後の闇市時代の貴重な話が出てきて楽しめる。かつてハモニカ横丁で青果店を経営していた水野さんの話はドラマのようだ。兄たちが戦争で亡くなり、10代で跡取りになった彼は、ヤクザにショバ代を払うだけでなく、食うために弟子入りまでした。そんな横丁がいつしかオシャレな若者の集う街になり隈研吾が設計に携わるまでになった。横丁文化恐るべし。2018/03/10

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