出版社内容情報
細田昌志[ホソダマサシ]
著・文・その他
内容説明
「貧しい時代から苦労を共にして来た妻」―糟糠の妻。名だたるミュージシャンの多くが苦労時代を支えた妻を捨て、やがて「トロフィーワイフ」に乗り換える。それがメディアで報じられるたびに非難轟轟となることも多いが、そんな彼らミュージシャンは本当にただ薄情で不義理な人物なのか?GLAYのTERU、布袋寅泰、桜井和寿、小室哲哉、矢沢永吉。大物ミュージシャンの彼らが糟糠の妻と別れることになったそれぞれの事情と思いを読み解くことで、そこに浮かび上がるものとは?巻末に精神科医・香山リカ氏との対談収録。
目次
第1章 TERUの場合
第2章 布袋寅泰の場合
第3章 桜井和寿の場合
第4章 小室哲哉の場合
第5章 矢沢永吉の場合
第6章 特別対談 香山リカ×細田昌志「本当に男が悪いのか?」
著者等紹介
細田昌志[ホソダマサシ]
1971年岡山市生まれ。鳥取市で育つ。鳥取城北高校卒業。1997年からCS放送「サムライTV」の情報番組『格闘ジャングル』メインキャスターに就任。2000年からは放送作家としてのキャリアをスタート。歴史、芸能、格闘技に精通。姓名判断は20年のキャリアを持ち、2010年に「中山周」名義で『姓名力』(TBSサービス)を刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nonpono
53
珍しく移動中に電子書籍で。GLAY、ミスチルボーカル、布袋さん、コムロ、矢沢のえいちゃんを例えに。テレビで今井美樹の激痩せに驚いたな。こんな裏側があるなんて。今井美樹が不倫略奪したミュージシャンと山下久美子が友達で知り合いの彼女として山下久美子と知り合うんだ。山下久美子とも友達らしいが友達が旦那をとる?友達じゃなくないか。わたしはありえない。目移りするような相手はいらない。また繰り返すから。そして高岡早紀を揉んでいる写真をとられても、わたし、忍耐強いからと言いながらも、今や家族でイギリス在住か。流転だね。2025/04/30
なるみ(旧Narumi)
29
タイトルを見かけて、なぜそうなるのか知りたかったので、図書館で借りてみました。取り上げられているのは、TERU、布袋寅泰、桜井和寿、小室哲哉、矢沢永吉さんでした。まさかのご本人インタビューなどはなく、過去の週刊誌等の記事やご本人へのインタビュー記事や著書を再検証した形だったので、なぜ糟糠の妻を捨てたのか理由はあくまでも著者の細田さんの推測ではありますが、巻末の香山リカさんとの対談が面白かったり、一読の意味はあったなぁ、と思いました。2017/12/02
もとむ
27
矢沢永吉、布袋寅泰、桜井和寿、小室哲哉、GLAYのTERU…5人のミュージシャンの、離婚&再婚の経緯から、その原因及び動機について考察した一冊。一見単なるゴシップ本にも思えるが、本人達にも妻達にも、「然るべき理由はある」というところから、男と女は難しいと…色々考えさせられました😅もちろん、皆僕が影響を受けた人達だからこそ読めた、というのはあるけど、簡単に「誰が悪い」とは言えず、人生とはかくも複雑なものだと、改めて思います。ただ何があっても、報道のみを信じて安易に誰かを叩くような人にはなりたくないですね。2024/09/21
チョビ
9
文章でダラダラ男のeven女のevenを書いているが、その理由を煮詰めれば「カネや権力が逆転した」時点で、「弱くなったそのへんの女」から、新しい「強い俺だけのママ」に切り替えたとしか思えん。当事者に直接取材をしたわけでもなく、彼らの著書からの考察をノンフィクションって、どんだけ性善説なんだ&失礼な態度に著者の神経を疑う。最後の精神科医との対話、この女と意見が一致したところに、自分の人生間違ってた感がうようよ湧いてきて悲しくなる。Twitterの彼女、下品極まりないもん(╬•᷅д•᷄╬)。2018/01/23
ワンタン
9
朴念仁の自分には縁のない本なのだが、矢沢永吉の人生には興味があるのでつい手に取って、ついつい全部の章を読んでしまった。基本的に独自の取材はせずに、既に書かれたインタビューや手記に基づいて文章を組み立てているので、読んでいて特に驚きはなかったが、矢沢永吉に関してひとつ、全く知らなかった事が書いてあった。ユーミンの「ルージュの伝言」が、矢沢永吉と当時の妻の夫婦喧嘩をヒントに書かれたというのだ。しかも、ユーミンのベストアルバムの曲解説に書かれているというのだから、これは言わば公式見解なんだろうな、、、。2017/11/08