内容説明
“人間が泡と化し虚空に消失!?”“新宿”で致死率が一〇〇%近い奇病が発生、生還した例では体内に奇怪な鎧が形成されていた。“魔界医師”メフィストの師で、街を来訪中の魔道士ファウストの関与が疑われる疫禍は、やがて人類誕生時まで遡る宿痾であることが判明する。世界に終止符を打ちかねない感染拡大を恐れる諸外国が注視する中、メフィストはアフリカ・ケマダ共和国の美しき女外相ミランダとともに、災厄の打開を求めて“亀裂”の底へ向かうが…。叡知と美貌の白き医師は、師を超え、地球最古の病を封じられるのか?
著者等紹介
菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県生まれ。青山学院大学卒業後、雑誌記者の傍ら同人誌に作品を発表し、82年『魔界都市“新宿”』でデビュー。85年『魔界行』三部作(祥伝社刊)が大ヒット、人気作家の座を不動のものとした。著作は400作を超えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おやぶん
3
今作の敵は師匠であるドクトルファウスト。 メフィストの師匠だけあって奇想天外で行動や先の読めない展開がなかなか面白かった。 新塾だけではなく世界規模になってきて各国も参戦することになったけどメフィストの凄さを際立たせるだけの存在でした。2018/10/14
しろねこ
3
ファウストが意外に愛妻家だったようなのが今回わかった。 メフィストはひたすら師匠に振り回されていた、この人こんなに好い人だったっけ? またも「〈新宿〉の意志」が描かれていた。 もうちょっとお煎餅屋さんも顔だしてくれると嬉しいんだけどな…。2017/11/08
ほんだや
1
ファウスト師匠ェ…。なんでこんなジジィに師事したのよメーちゃん…って気分になるのう…。2017/07/30
MASSAN
1
ドクトル・ファウストが再登場。作者はけっこう気に入ってそうなのでこのまま準レギュラーとなるのか? 実は自分も気に入ってます。ぜひまた登場させて。2017/07/20
龍牙 襄
0
これ、約1名、途中から描写が入れ替わってますよねえ?w2017/09/25
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