出版社内容情報
佐野眞一[サノシンイチ]
著・文・その他
内容説明
二〇一二年一〇月一九日、「週刊朝日」の連載が初回で打ち切りという異常な事態となった。絶大なる人気を誇り、権勢を振るっていた大阪市長・橋下徹の人物像を通して、当時の未曽有の政治的停滞状況と、言論の置かれた危機的状況を伝えたいという思いからスタートした連載だったが、その裏側では何が起こっていたのか。また、なぜ同じタイミングで当時の東京都知事・猪瀬直樹は、「盗用問題」を暴露したのか。このジャーナリズムの現状にどう立ち向かうべきか。渦中のノンフィクション作家が重い口を開き、すべての疑問に答える。
目次
第1章 「週刊朝日」問題の真相(たった一回での連載中止;「橋下徹」を取り上げた理由 ほか)
第2章 ノンフィクションの流儀(「危機的状況」を乗り越えるには;私のノンフィクションの原点 ほか)
第3章 ノンフィクションの危機(「絵になる人物」のいない時代;「大文字」と「小文字」のノンフィクション ほか)
第4章 ノンフィクション復活への提言(私が『だれが「本」を殺すのか』で伝えたかったこと;出版ビジネスの新しい流れ ほか)
第5章 『佐野眞一が殺したジャーナリズム』の指摘に答える(猪瀬直樹が火をつけた「盗用」問題;「やつ」との因縁 ほか)
著者等紹介
佐野眞一[サノシンイチ]
1947年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。出版社勤務などを経てノンフィクション作家に。1997年、『旅する巨人 宮本常一と渋沢敬三』で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦乱心の曠野』で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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