台湾文学の中心にあるもの

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台湾文学の中心にあるもの

  • 赤松 美和子【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781624150
  • NDC分類 920.27
  • Cコード C0095

出版社内容情報

政治、そして多様性、
台湾では文学が現実に人と社会を動かし続けている。

激動する歴史の中で、文学が社会を動かし、文学が人のパワーの根源となっている台湾。日本語で読める約50作品を紹介しながら、政治に翻弄されつつも、必死に格闘し、社会に介入してきた台湾文学を読み解き、その全貌を示す!

・著者メッセージ
台湾文学の中心にあるものは政治である。斎藤真理子『韓国文学の中心にあるもの』(イースト・プレス、2022年)は、私たち外国文学研究者に、自身の研究対象の文学の中心にあるものが何かという問いを突き付けた。「政治」、これが台湾文学研究者の現時点での私の答えだ。もちろん、文学は一様ではない。「〇〇文学の中心にあるのは××だ」と決めつけてしまうのは、傲慢である。恐らく、世界中の文学をすべて読んだ読者にしか言う資格はないだろう。何より、文学は、個人的なものであり、国家に紐づけされ存在しているものではない。だが、一方では、文学が国家に紐づけされることに、あるいはされないことに苦悩してきた文学もある。それが台湾文学だ。(「はじめに」より)

内容説明

政治、そして多様性、台湾文学は今も社会を動かし続けている。

目次

第1章 同性婚法制化への道は文学から始まった(同性婚法制化への第一歩―『〓子』;文学だからゲイ(禁忌)の物語を社会に発信できた ほか)
第2章 女性国会議員が40%以上を占める国の文学の女性たち(衝撃のフェミニズム小説―『夫殺し』;私たち女性の台湾物語historyからherstoryへ―『迷いの園』「眷村の兄弟たちよ」 ほか)
第3章 文学は社会を動かし、その瞬間をアーカイブし続けてきた(台湾文学といえない時代の郷土文学―「さよなら・再見」、「りんごの味」;表現の自由がないからこそ文学として書き留める―「山道」 ほか)
第4章 日本統治期が台湾文学にもたらしたもの(なぜ台湾語の表記が確立できなかったのか;日本語教育を受けた作家たちは戦後の中国語社会をどう生きたのか ほか)
第5章 ダイバーシティな台湾文学の表記と翻訳の困難(台湾文学は何語で書かれているのか、戦後の中国語の作家と読者の量産計画と中国語では表現し得なかったもの;言文不一致の台湾の現実社会をそのまま書き表すことは可能なのか ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイティ

28
同シリーズの韓国は主軸が「戦争」だったが、台湾は「政治」。文学が国家に紐付けされ、同時にされないための格闘してきたのが台湾文学だという。日本統治からの解放後に世界最長の38年間もの戒厳令が布かれ、1987年までは自由や民主化運動は弾圧されていた。その後、LGBTQや反共など多様なアイデンティティを語る文学が発展していく。台湾人であること、歴史を振り返り「郷土」とは何かを問い続ける姿勢は現代に続いている。著者が研究者なだけあり、複雑な言語構造の解説や年表など専門性の高い濃密な1冊。まずはもっと読まなくては。2025/03/04

ののまる

9
韓国文学の中心に〜の方は翻訳家の斎藤さんだからとても文章がこなれていてスッと入ってきたのだけど、これは学者さんってこともあるのか、んーーって感じ。新移民の話は最新情報に近くて、そういう新しい動きがあるんだなと。2025/02/11

ichigomonogatari

6
台湾文学約50作品を紹介しながら、台湾文学の社会的、歴史的、言語的な背景を解説する本。激動の歴史・社会に翻弄されながら書かれた台湾文学は同時に社会に影響を与えてきた。移民国家である台湾では、その時々の統治者によって使う言葉が決められてきた。現在、話し言葉は多様な台湾だが書き言葉はほぼ中国語だという。の本を読み、台湾文学の中心にあるものは「政治」だ、ということがよくわかり、また日本人は日本が台湾を50年間植民地にしていたことを忘却し、向き合おうとしてこなかったことにも気付かされた。2025/07/19

okayu

1
台湾漫遊鉄道のふたりを読んだのをきっかけに読んでみた 台湾の歴史を全然知らなかったので、ほ〜となりながら読んでた。そこらへんの歴史を学び直したいなぁ。 あとは掲載されていた本を何冊か買ってみたので色々読んでみようと思う2025/04/29

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