感情の民俗学―泣くことと笑うことの正体を求めて

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感情の民俗学―泣くことと笑うことの正体を求めて

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  • サイズ 46判/ページ数 200p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784781622460
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

私たちの感情は〈ならわし〉によってつくられる?

内側からこみあげてくるように感じられる「感情」。
しかし、喜怒哀楽は、時代や慣習によって変わる。
つかみづらい感情の正体をもとめて、民俗学をひもとく。

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本書「はじめに」より

感情については、これまで、数えきれないほどたくさんの本が書かれてきました。

なぜそれほど多くの本が書かれてきたかというと、多くの人が、感情をつかみづらいと感じているからです。「感情に左右されている」「感情にもてあそばれている」「感情をコントロールすることがむずかしい」……。この本を手にしたあなたも、きっとたぶんそんな人なのでしょう。

でも、そもそも感情は、どこにあるのでしょうか? 

感情のありかをみきわめようとするとき、感情が「こころ」に属するという人と、「からだ」に属するという人がいるようです。

たしかに、感情が「こころ」にあるか、「からだ」にあるかによって、感情への対処のしかたが変わってきそうです。

「こころかからだか」は、「心理現象か生理現象か」といいかえることができるでしょう。しかし、感情を発生地点をみることで、その本質に近づくことができるものでしょうか。また、感情を心理や生理としてあつかわず、哲学の対象として感情を概念的にとらえて考察することもさかんにおこなわれています。いってみればそれは、感情を「あたま」で分析し、理解しようとする立場だといえるでしょう。

いずれにしても、感情が人間のどこから生まれてくるのかがはっきりとしているのなら、感情は御しやすいような気がします。ですから、感情は私たちの内側にあるのか、外側にあるのかについて疑問を抱いてみてもいいかもしれません。 
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内容説明

内側からこみあげてくるように感じられる「感情」。しかし、喜怒哀楽は、時代や慣習によって変わる。つかみづらい感情の正体をもとめて、民俗学をひもとく。

目次

1 感情はどこからくるのか?(感情は意外と新しい;ありかを探して;「しぐさ」と感情)
2 感情とはなになのか?(感情は「表現」なのか;「いいね!」の進行形;「微笑」と「奇妙な笑い」;「笑い」と「ウソ」;笑う祭と泣く祭;『「いき」の構造』の「いき」;「らしさ」のゆくえ;感情の政治性と社会性)
3 感情はどこへ行くのか?(共感の時代?;感情と公共;感情をつくる)

著者等紹介

畑中章宏[ハタナカアキヒロ]
1962年大阪生まれ。民俗学者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くみ

5
本屋で閉店10分前に10冊ほど気になる本を購入。なので立ち読みもしてないのですが、気になるテーマ周辺に付近にあるからか、安田登さんや柳田國男さんの名前が出てきて、5冊ほど続けて読んだが、繋がりを感じて面白かった。柳田國男さんの民俗学の論証って大きいのですね。作品に触れてみたくなりました。 お気に入りの本屋で本を選ぶ利点かもしれませんね。2023年9月30日発行された本。畑中さんの他の著書も気になりました。2024/01/21

なまこ

0
個人の心理的状態こそが「感情」の正体であると我々はみなしがちだが、(メルロポンティ的に言えば)本書では共同体に沈殿した文化や儀式の中に生起する「感情」について、様々な角度から検証している。「感情」にまつわる周辺事項を様々検討しているので、決定的な解答は導き出されないが、文献引用部分を丁寧な言葉選びで解説しているところに好感が持てる。2024/03/30

縄文ねぇさんこはる

0
感情って自然発生的なものだと信じて疑わなかった。 しかし、日本人としての生きている影響を受けているのだと思わざるを得なかった2023/12/10

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