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出版社内容情報
トマトスープ[トマトスープ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
aisu
18
17世紀に英国公認の海賊船に乗って中南米を航海するダンピア。現地人とは雇用関係を結んだり、反スペインで同盟関係にあったり、スペインに通報されてピンチになったり。英国本土もスペインから抗議があれば海賊は犯罪として処罰するので、彼らの立場は微妙である。船に乗っている人達の思惑も様々。ダンピアの生まれ育ちからそんな船に乗る様になった経緯。 2023/03/31
S 2
13
海賊はともかく、この時代の海の男はなんとなく野心とか冒険心とかをもって大海原に繰り出していっているイメージが勝手にあった。少なくともダンピアに限ってはそうではなかったようだ。海の仕事は当時はかなりアウトローだったんだなぁ。それでも最終的には偉業をなしとげたのだからやっぱり人生は何が起こるかわからないもんだ。2021/01/05
あつ子🌼
11
時を戻そう(ぺこぱ)。ダンピアが私掠船に乗るまでの経緯が語られる第二巻です。貧しさから大学で学ぶ道を閉ざされたダンピアは、生きるために実に様々な仕事をする。年季奉公の下働きからはじまって、東インド会社の船で南国へ。英蘭戦争の船では生死をさまよい、ユカタン半島の伐採業に従事したり(違法)と生きる力の強さよ。ガテン系転職を繰り返し相当酷い目に遭いながら、それらは決して、ダンピアの学びたい気持ちを挫かせることはできなかったのだなあと胸がキュンとしました。大好きなリングローズ登場!先の見えない不穏な空気…次巻へ。2024/02/20
葉鳥
11
前巻各話のあらすじが端的に纏められていて、ピンときていなかったところも補完できたので大変良かった。話が繋がってくると段々と面白みが出てくるわけで、じわじわ楽しめる作品だなと。2021/10/10
surucucu
8
17世紀の航海者、博物学者であるウィリアム・ダンピアの「最新世界周航記」を元にした冒険漫画。食事要素がメインと言う訳ではなく、色んな物に興味を持ち記録する中で、食材としての質も重要な情報の1つという感じ。私掠船(英国公認の海賊船)の上にあって探究心を絶やさない情熱は尊いものだと思った。所々にあるモノローグが、ダンピアのしたためた手記が発表され、残り、翻訳された結果だと思うと感慨深い。記録魔様々。最新世界周航記も手に入れてじっくり読んでみたくなった。可愛いめの絵柄もすごく好み。エグいところもほのぼの読める。2020/12/26