出版社内容情報
森島明子[モリシマアキコ]
著・文・その他
内容説明
「私って発達障害!?」そう感じたことから始まった、ADHD(注意欠如多動性障害)と向き合う日々。クリニック選びから、検査、診断、投薬、そして家族のことも…?キャリア20年のマンガ家業へ感じていた限界と、これからと、ADHDとの自分なりの付き合い方を見つけるまでを描くコミックエッセイ。
目次
プロローグ
検査のきっかけ
私にやさしいADHD説明
ADHDの生きづらさとは…?
検査のきっかけ2
マンガ家生活と体調不良
マンガ家をやめる!?
検査スタート!
検査の最後に…
検査直後の私と周囲
コンサータ投薬レポート
コンサータ投薬―メリットとデメリット
コンサータ投薬―リスクと私の選択
薬なしの生活の工夫
コンサータの服用を再開して
気づいたこと
未来へ一歩一歩
エピローグ
著者等紹介
森島明子[モリシマアキコ]
漫画家。4コマ、百合系ストーリー漫画で活躍中。アニメ作品「ユリ熊嵐」のキャラクターデザインを担当し、漫画版も執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふじ
23
ストレス発散にガンガンコミックエッセイを読みます。大人の発達障害と診断された40代マンガ家の話。薬を飲んだ世界・飲まない世界の描写がわかりやすくためになる。話が進むにつれ、徐々に著者の母も発達ぽい描写が。非定型は完全に遺伝だし、だからこそ家族とは離れた方が害は少ないと思うんだけど、同居で介助しながらマンガ家する著者は偉い。2018/09/02
manamuse
20
なんか分かりづらい…途中から読むの疲れた…2023/12/03
みるくるみ
18
当事者目線での経験、工夫、感じたことが細かく描かれていて良かった。ADHDの診断がついて喜ぶ著者を見て、うつの診断がついてほっとしたときの自分を思い出した。漠然と感じてた生きづらさの原因を知るだけでも大きな一歩。そこから自分なりに生きやすく工夫していく著者は本当にえらい。薬もメリットデメリットがあって使いこなすのが難しい現実。障害の有無関係なく“今のこの社会は全ての人にとってけっこう生きづらい”という言葉に共感。みんなが生きやすい社会にはすぐに変えられないから、まずは自分を見つめ直し工夫していこうと思った2019/01/20
でんか
18
当事者による、発達障害のコミックエッセイ。うまくコミック化しておられて、読んでるこちらにもよくわかる構成になってます。きっといろいろご自身で調べられたんだろうなあという印象。コンサータ(ADHDなどに処方される薬)を飲んで、保護膜ができて重力を感じた、と書いておられて、すごく説得力というか、そうか、そういうかんじなのか、とインパクトを受けました。薬のデメリットもちゃんと踏まえて書いておられてその辺りも流石の構成。ADHDのひとだけでなく、すべての人が生きやすい社会になって欲しいと願います。2018/03/17
陸抗
16
息子が発達遅延?軽度の発達障害なので、大人になった時にどんな風になるのか知りたかったのと、私もそうかも?と気になっていたので手に取りました。作者さんご自身の体験と、かなり勉強されたようで砕いて説明してくれているので、分かりやすかったです。一番は、周りの理解かな。グレーゾーンや軽度だと、わざわざ周りに話すのも…ってなりそうだし。いろんな人に読んでもらって、まず知ってもらいたい。2018/03/20