出版社内容情報
マルクス[マルクス]
著・文・その他
内容説明
金が何でできているか知ってるか?19世紀前後に起こった産業革命以後、工業化により商品の大量供給が可能になったが、貧富の差はますます広がり、人々の生活は豊かになるどころか苦しくなるばかり。労働者を酷使する生産過程の中で新たな価値を生み出す「搾取」のシステムが明からになる…。資本主義社会に生涯をかけて立ち向かった革命家・マルクスの代表作を漫画化。
目次
資本の生産過程
搾取
労働の売買
価値
著者等紹介
マルクス[マルクス]
1818~1883。ドイツの経済学者、哲学者、革命家。20世紀においてもっとも影響があった思想家とされる。資本主義経済を分析し、エンゲルスと共に共産主義思想を打ち立てた。階級の解放と廃止というその思想は今なお受け継がれている。晩年は『資本論』の執筆に専念し、自宅の椅子に座ったまま死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
42
マンガとしてももともと面白い。テーマは主に労働価値説、使用価値《勝った人にどんな利益を与えるか比較可能な価値)、交換価値(他の商品と比較した場合の分量を表すひかっく可能な価値)について「労働力は商品」である、という一点について絞っている。主人公ロビンが資産家ダニエルに資本で操られ本来見失ってはいけない父から受け継いだ商品や労働の本質的な価値を脆くも見失ってすべては資本に翻弄され資本の奴隷者とされていく様を描いた作品だ。実際の資本論を下敷きにし、マルクスが最も訴えたかったヒューマニズムな部分のみを抽出した書2015/08/12
66 (Audible オーディブル毎日聴いてます)
6
「労働力は商品」でも「買い手の我々(資本家や投資家)の手の中でしか商品として機能しない」と。なるほどね。その労働力の価値が高いか低いか、希少か平凡かで給与に差がつく、ってことなのか。二回読んでようやくそこに気がついたかも。まんがだからスルスル読めるけど、理解しなくても読めちゃうのがらいいのか悪いのか。図書館本2019/01/26
inokori
4
図書館本。『資本論』というか、ただの「搾取→革命」の物語。主要な概念を説明しない。2025/04/23
のん
2
改めて、労働力をお金で買うという事について考えさせられた。また、マンガじゃなくて文章でも読んでみたいな。2017/10/20
まっきー
1
マルクスの伝記かと思ったけど全然そんなことなかった。途中で終わってしまったような結末だったので本物の資本論も読んでみたくなった。2024/06/27
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