出版社内容情報
ピーター・ドゲット[ピータードゲット]
著・文・その他
奥田祐士[オクダユウジ]
翻訳
内容説明
誰が最初に脱退を口にしたのか。メンバーを告訴したポール、アップル・コア社の崩壊、ヘロイン依存症、元マネージャーへ3900万ドルの訴訟、メンバー夫婦間の不倫etc.“ビートルズの闇”を初めて克明に描いた巨艦ノンフィクション!日本版特別付録・1967年~2014年ディスコグラフィ(主なツアー、プライベートイベントを含む)。
著者等紹介
ドゲット,ピーター[ドゲット,ピーター] [Doggett,Peter]
イギリスの音楽ジャーナリスト。1980年代から90年代にかけて「レコード・コレクター」誌の編集者を務め、1999年からフリーランスに。以来、音楽評論に社会史、文化史を織り交ぜた数々の著作を執筆している
奥田祐士[オクダユウジ]
1958年、広島県生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。雑誌編集者をへて翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キクマル
7
来年、ビートルズを初めて聴いてから40年を迎えます。今年の来日公演を含めてポール・マッカートニーのライブに4回、リンゴは1回、エリック・クラプトンと共演でしたがジョージも1回行っています。今でもビートルズは大好きですが本書を読んでいる内にイライラしてきました…金と訴訟の話ばかりなのです!!解散後の話は大体分かっているつもりですが、さすがにウンザリしました…個人的にオノ・ヨーコは嫌いです。2015/06/26
mawaji
3
ビートルズ解散に至る経過が数多くの関係者の証言を交えて赤裸々に描かれています。いろんな伝記を読んできて断片的に得られていた情報が私の頭の中でようやく統合した感じがしました。ジェフ・エメリックを読むと音楽的にはジョージ・マーティンが第5のビートルズですが、本書を読むとグループとしてビートルズたらしめていたのはニール・アスピノールだったんですねぇ。そんな裏事情なんか知らずに無批判にビートルズの音楽を受け入れていた頃を懐かしく思い起こしました。ちょっと搾取のにおいがする古い音源の出し直しはもうそろそろいいかも。2015/01/15
Keikoh
1
この二年ほどのあいだに、ぼくはいくつかお粗末なレコードを作ってきた。ぼくは好きだし、ぜんぜん問題ないと思うけど、ここ何年かの体験は、あまりインスピレーションの助けになっていないんだ。レノンの<心の壁、愛の橋>はすばらしい。ただし、彼ならもっとやれると思う。たとえばぼくは今日、<アイ・アム・ザ・ウォルラス>を聞いたんだけど...つまり、それがぼくの言いたいことさ。2025/02/16
すいか
1
思っていた以上に再結成の機会はあったんだということに驚き残念に思う。ビジネス上の問題の解決に時間がかかったのがすごく残念。もう少しジョンが長く生きていたら再結成はあっただろうし、ライブも生で見ることができただろうに。訴訟の話は、私はもう少し内容を詳しく知りたかった。 2016/05/05
kaz
1
邦題から解散前後に絞った内容を想像していたが、解散直前から解散を経て、メンバーのソロ活動、ジョンの死、ジョージの死を経て、ほぼ現在に至るまでの軌跡が、金銭と権利にまつわる訴訟などの揉め事を主にかなり詳しく記述されている。ビートルズの関連本は山のように存在するが、活動初期から中期にかけてのものは、読んでいても楽しいものが多いが、本編は読んでいて非常につらい思いがした。筆者は、各メンバーおよびパートナーそれぞれ平等な扱いになるよう心がけているおかげで、なお更、表現が辛らつになってしまったように感じる。2015/05/02