出版社内容情報
高野てるみ[タカノテルミ]
著・文・その他
内容説明
ファッションの常識を打ち破り、女性の生き方をも変えたココ・シャネル。ファッション、恋、仕事、美意識―彼女が残した66の“読むサプリ”。
目次
第1章 強くなる―明日に生きるための、めげない、弱らない、生き生きとした心(モードの宿命;やせ我慢 ほか)
第2章 賢くなる―仕事に活かせる、おごらず、錆びず、気づく力(りこうな女;怒りの使い道 ほか)
第3章 美しくなる―自信を持てる自分になるための、自分を知る勇気(醜の基準;若さの指数 ほか)
第4章 愛される―すぐ身につけたい、愛され、幸せを感じるセンス(いつも、心に少女力;個性は愛して磨く ほか)
著者等紹介
高野てるみ[タカノテルミ]
映画プロデューサー、エディトリアル・プロデューサー、シネマ・エッセイスト、株式会社ティー・ピー・オー、株式会社巴里映画代表取締役。東京都出身。美大卒業後、新聞記者、『anan』などの女性誌ライター、編集者を経て、85年、雑誌・広告企画制作会社ティー・ピー・オーを設立。87年には巴里映画を設立し、フランス映画を中心とした映画配給・製作を手がける。映画業界への入門講座「巴里映画CINEMA SCHOOL」を運営するほか、文京学院大学やカルチャーセンター、文化財団などで講師もつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りりす
8
シャネルのことは、新しい女性のファッションを打ち出した人という程度で知っていました。でも、実際これを読んで知る彼女には、共感する部分はあっても、「私の理想ではない」という気持ちが強いです。私はお金のある人が働かずに暮らすことを貴族社会、ブルジョワジーと思います。それを否定する気になりません。下心のある男の人から貰った宝石を踏みつけるのをかっこ良いとも思えません。私は彼女のようにはなれないし、なりたいとも思いません。多分なる必要もありません。私とは別次元で別の輝き方を求めて、輝いた人、という印象でした。2014/12/05
、
5
子供のころは名言集読んでも名言しか読まなかったけど、久しぶりに名言集読んだらその言葉を発したときのメンタリティを想像しながら読むっていう楽しみも見つけて大人になったなっておもいました。取り上げられてる言葉よりも解説にのってた私明日も仕事をするからあいたかったら仕事場へ、みたいな事言った夜に亡くなったっていうエピソードの方が印象にのこった。名言を大事にするタイプじゃないけどこの本は結構気に入った。解説の副情報も良かった。そうだったんだ!となれた。ちょっとうるさいとこもあったけどご愛嬌。2013/12/03
せっちゃん
4
スポーツウエアしか興味がない私が、ココ・シャネルの本を読んでみて、ココが初めてこんなカッコ良くて、強い女性だったと知りました。ブランド嫌いな私ですが、シャネルというブランドを少し知ることができ、良かったです。一生結婚せずに、恋愛の達人だったとのこと、共感出来ました。2018/09/25
Rika
4
本物であること、勝ち続けること、常に対等であることにこだわり続けたシャネルは、男前な女性でした。「20歳の顔は自然から授かったもの。30歳の顔は自分の生き様。だけど50歳の顔にはあなたの価値がにじみ出る。」「自分のことを語ってはだめよ。黙って人にわからせなくては。」「装いは知恵であり、美は武器。そして謙虚さはエレガンス。」「翼を持たずに生まれてきたのなら、翼を生やすためにどんなことでもしなさい。」孤児院からファッション界の頂点へ、自分の力で登り詰めた彼女の言葉には力があります。付箋13枚。 2014/04/05
sigh
3
シャネルの言葉自体は良かったんだけど、解説に不満。なんかこう…うまくないんだよなあ。いっそのこと、言葉をちりばめながらの伝記にした方が、読み応えがありそう。中途半端に軽くしようとして、説教くさくなってしまった感じがする。シャネル自身は軽やかでもずんとくる言葉を発しているように見えるのに。2012/12/15